装飾的な要素を減らし、すっきりとした印象の鉄瓶。水を入れる開口部の縁が少し高くなっていることで、優美なシルエットになっており、刷毛目が美しくモダンな雰囲気なので、洋のシーンでも違和感なく、むしろオシャレにお使いいただけます。さび茶が素朴で、やりすぎないナチュラルな仕上がりです。
つる(持ち手)が横に倒れるので、収納しやすいのも大きなポイント。鉄瓶はつるが倒れるものは少数派なのですが、現代の生活ではとても使い勝手が良いです。想像よりも細くお湯を注ぐこともできるのでコーヒードリップにも使えます。
南部鉄瓶の特徴900年の歴史を誇る岩手の伝統工芸品『南部鉄器』は素朴で温か味のある質感を持ち、使うほどに風合いが増すのが特徴です。鉄瓶外面は天然漆の焼付仕上げ、内面は伝統技法の釜焼による錆止めとなっております。(約900度の炭火で焼くことにより、表面に四三酸化鉄の皮膜を形成させて錆止めとする伝統技法です。沸かした湯には体に吸収されやすい二価鉄が豊富に含まれ、鉄瓶補給に効果的です。
また、焼き杉板の瓶敷をセットでお付けいたします。こちらには、名前を彫刻するサービスを行っております。鉄製品は壊れないものですので、ご結婚や記念日など慶事の贈り物、父の日・母の日など特別な日のプレゼントにおすすめです。
壱鋳堂は2009年に誕生した日本の工芸品の新しいブランドです。使い易さを基準とした壱鋳堂の鋳鉄製品は、洗練さと流行に左右されることのない普遍性を意識し、皆様のライフスタイルへ提案を続けます。
鉄瓶急須のお手入れについて 鉄器は熱との相性が非常に良いという利点が上げられます。また鉄瓶で沸かした湯は冷めにくく、驚くほど甘美な物となります。沸騰したお湯の温度が100度近くになった時、水の中のさまざまな物質(特にカルキ分)が鉄瓶内部で除去されるからです。そのうえ身体に吸収しやすい鉄分(二価鉄)が含まれるため貧血予防に役立つといわれています。
●初めて使用されるとき 鉄瓶の中をゆすぎ、お湯を沸かしてください。使い始めは2、3回繰り返しお湯を沸かし、お湯が澄んでから飲用してください。
●内部の湯垢について 使用を繰り返すと次第に鉄瓶の中が焼皮(酸化皮膜)で覆われ褐色の斑点や模様が出て、さらに使い続けると白い湯垢(水中のミネラル成分)がつき始めます。この湯垢で過度な錆びの発生を防ぎ、鉄瓶の持つ特性を生かすことができます。
●ご注意ください たわしなどで内部をこすらないでください。 付着した湯垢はとらないでください。沸騰したお湯が透明であれば問題はありません。 錆びつかせないために、沸かした湯はポットや水筒に移し変えてください。使い終わった後はすぐに水気を拭き取り乾燥してください。 〇錆びた場合 鉄瓶は、扱い方に関わらず自然に錆が出てきます。多少の錆があっても、お湯が濁っていなければ安心してご使用ください。ただし、内側に赤錆が広がったり、沸かしたお湯が赤くなってしまう場合はつぎの手順で対処します。 1.緑茶の葉をティーバッグに入れ、鉄瓶に水を8分目まで入れて30分程度沸騰させます。緑茶のタンニンと錆びが反応し、タンニン鉄が生まれます。 2.湯が半分をきったところで、再び8分目ほどまで水を入れ沸かします。(茶葉はそのままで大丈夫です)この作業を2?3回繰り返します。
●表面のお手入れ 鉄瓶の表面のお手入れは、煎茶が効果的です。鉄瓶が余熱で熱いうちに、煎茶に浸し軽くしぼった布で磨きます。お手入れを丁寧に続けることで独特の光沢が生まれ、うつくしい経年変化をお楽しみいただけます。 |