極早生(ごくわせ)みかんとは早期に収穫できる品種のみかんで、果肉の食べごろが早いため果皮が緑色や少し黄色味がかっているのが特徴です。10月〜11月中旬が旬で後半に向かうに連れて緑から黄色味を帯びたオレンジ色へと変わっていきます。

酸味の中に甘みがあり、さっぱりとした口当たりがみかんシーズンの訪れを告げてくれます。

月を追うごとに味わいが変わるため時期に合わせたみかんの味わいをお楽しみ下さい。有田みかんとは和歌山県は日本屈指のみかんの生産地です。その中でも有田では、古くからみかんの栽培が盛んでした。その歴史は実に450年。有田地方は、一年を通して温暖な気候で雨が少ない土地柄です。有田川の流れる左右には山が連なり、水はけの良い急斜面を利用した段々畑が広がります。斜面に広がるみかん園のほとんどは、石垣階段型の畑です。石垣は保温効果や排水効果、光の反射効果があります。山だけではなく平野部でも、民家の直ぐ傍にみかん畑があり、どこを見渡してもみかんで溢れています。