有田みかんの特徴和歌山県は日本屈指のみかんの生産地です。その中でもここ有田では、古くからみかんの栽培が盛んでした。その歴史は実に450年。有田地方は、一年を通して温暖な気候で雨が少ない土地柄です。有田川の流れる左右には山が連なり、水はけの良い急斜面を利用した段々畑が広がります。

斜面に広がるみかん園のほとんどは、石垣階段型の畑です。石垣は保温効果や排水効果、光の反射効果があります。山だけではなく平野部でも、民家の横にみかん畑があり、どこを見渡してもみかんの木で溢れています。

「降水量が少ない」「水はけが良く太陽の光が多く当たる急斜面が多い」などの好条件に恵まれ、ここ有田のみかんは、昔から多くの人々に愛される特産品として根付いてきました。和歌山の土地が生んだ有田みかんは、太陽の恵みを受け、ぎゅっと濃縮した甘みが最大の特徴です。
