三ヶ日町農協がカンボジアとサスティナブル(持続可能な)な取り組みを開始
三ヶ日町農協は、2021年7月1日に「無添加ドライ三ヶ日みかん」を発売開始致しました。原料はみかんの果実のみ。丁寧な手作業で房に分けて乾燥加工をした無添加のドライフルーツです。
今回の取り組みのきっかけ
今回の取り組みのきっかけは、三ヶ日町農協は日本の農業もSDG‘sに参加できないかと考え、17番目の項目「パートナーシップで目標を達成しよう」に注目をしました。そこで流通段階で発生する規格外品に改めて目を向けました。 規格外品をドライフルーツにすることによって産地の食品ロスをなくし、カンボジアの工場でドライ加工する事によって開発途上国の雇用を生み出し、消費者にはお手頃価格でドライみかんを提供できる。三者がWIN・WINな関係になる事がこの企画の特徴です。 低温長時間の乾燥方法で三ヶ日みかんの風味や旨味を最大限に出した商品です。
注目の集まるドライフルーツ
製造を担当するジャパン・ファームプロダクツ(JFP)によると健康的なライフスタイルを意識する消費者は近年さらに増え続けていて、栄養価が高く手軽に食べられる事ができるドライフルーツやナッツの市場が拡大しているとのこと。
特販課は「みかんのない時期にもおやつ感覚で手軽に食べられ、自然派食品、健康食品として注目を集めているドライフルーツをみかんで出来ないかと考えた。果実本来の甘みをいかすため、砂糖は使用せず原材料はみかんのみ。SDGsの持続的な目標の一つである「パートナーシップで世界中が手を繋ごう」という目標をもとに、加工場の選定を発展途上国のカンボジアとし、新たな雇用促進をおこなった。ドライみかんを多くの方に食べてもらい、青果の消費拡大、三ヶ日みかんの認知度向上に繋がれば。」と話します。
米国ハーバード大学医学大学院の研究で、”毎日2種の果物3種の野菜を摂取することが健康による長寿を後押しする”と発表されました。 また、その中でドライフルーツは、毎日2種の果物を摂取する上で手軽な方法と紹介されています。
今後、ますます無添加ドライフルーツなどの健康的な農産加工品の需要が増えてくると予測しています。