ローランドの堅実なオーディオインターフェイスRubix。重厚感あるメタルボディは耐久性のみならず、ノイズ対策にも一躍買っているとのこと。もともと音質に定評のあるUA-55でしたが、Rubix24ではさらに新設計のマイクプリアンプを搭載することで、高音質化を図っています。需要が高まりつつあるハイレゾにも対応。UA-55から買い換えるユーザー様もいらっしゃいました。デザインも一新。音量レベルの監視に使うLEDは全面・天面から見えるため、視認性も良いですね。持ってみると少し重たい気がしますが、かえってこの重厚感が所有感を与えてくれる気がします。Rubixシリーズからは、最新OSにおいてドライバのインストールが自動化されました。従来の方式では、ドライバをインストールする前にUSBで接続してしまうと、動作が安定しないことがありましたが、自動化ならそういったことはないですね。決して安価が売りの商品ではありませんが、初期セットアップが楽という意味では初心者の方にもお勧めです。Rubix24は入力数こそはRubix22と同じ2入力モデルですが、Rubix22には無い機能がいくつか盛り込まれています。・リミッター/コンプ機能入力レベルが大きすぎることによって生じるデジタル・クリップはデジタル録音において致命的です。入力過多を防ぐリミッター・コンプ機能が内蔵されています。ハードウェアタイプなので、音の遅延がありません。デジタル録音においては、クリップレベルを十分に余裕を持たせることが大切ですが、最後の保険のような役割としてリミッターがあると安心です。・ダイレクトモニター・バランス調整機能Rubix22にもダイレクトモニター機能は付いていますが、PC上の音声ととインプットの音声のミックスバランス(混ぜる割合)などは調整することができません。一方の当機種(Rubix24)は、割合を調整することができます。例えば、PC上のカラオケ音を大きめに聞きたい、という時にはPlayback側につまみを回すことで、マイクの音声が小さくなり、PCの音声が大きくなります。ボーカルレコーディングにはとても大事な機能です。ボーカル録音でお考えの方は、Rubix24のようにダイレクトモニター・バランス調整ができる製品をお選びください。・プレイバック機能インターネット配信、ゲーム実況、生放送や会議の中継などに重要となる機能[プレイバック機能]が付いています。プレイバック機能は、パソコン上で鳴っている音声をインターフェイスに取り込む機能で、設定によりマイクの音声とPC上で鳴っている音声をミックスして、配信することができます。ただし、レコーディング時にはプレイバック機能は使わない方がいいと思います。