茶粥は、紀伊、吉野の国、現在の和歌山県、奈良県などでは、「おかいさん」と呼ばれ、この地方で毎日のように食べられてきた伝統的なお粥です。
高野・吉野・熊野を初めとするこの紀州では、山が深く、平野が少ないため田んぼが開けずお米の供給が少なかったことが茶粥の好まれた理由ではないでしょうか。
だけど茶粥は、とても健康的な食べ物です。、当高野山麓の暑い夏には、この茶粥の炊き立てを冷たい井戸水などで冷やして食べると、さらさらっと喉ごしがよく食欲も出ます。
寒い冬などには、炊き立てをいただくと身体の芯から暖まります。
また小腹が空いたときにも梅干しや漬物などで軽く茶粥を食べるというのは、昔からの伝統的な食生活のスタイルでした。
暑い夏の日には、炊きあがった茶粥を水道でよく冷やしていただくと本当においしいですよ。
夏のささやかなごちそうです。
私は家内の漬けたきゅうり、なす、みょうがのお漬物・手作り梅干しがあれば
もう最高!あとは何も要りません。ほんまです。
我が家の茶がゆの作り方
材料 *お米 一合弱
*お水 約2リットル(約一升)
*ほうじ茶のパック1〜2個
*大きめの鍋
お米は2,3回研ぎます。
水を入れて、パックを投入。
最後まで強火で一気に炊き上げます。
沸騰してきたら1分間ほど煮出してパックをよく絞り取り出します。
炊いていると粘り気のある泡が出てきます。火は強火のままで時々かき混ぜます。
炊きあがりのサインなのでお好みのお米の硬さで火を止めます。
出来上がりです。夏場は流水で一気に冷やすと美味しく召し上がれます。
我が家では一年中こうして食べています。
明芳園の茶がゆ最高!
さあ召し上がれ!