SPECTATOR スペクテイター 単行本「パソコンとヒッピー」 本

『パソコンとヒッピー ”コンピュータの民主化”に挑んだ異端者たちの物語』

2021年に編集した『スペクテイター』48号所収のマンガ記事を単行本化
「デジタル技術は、人の意識を拡張する効力のあるLSDと似たツールである」
──ヒッピーたちのこの大胆な発想がアメリカ西海岸のハッカーに受け継が
れ、コンピュータのパーソナル化が実現したというのは、よく知られた話だ。
では、カウンターカルチャーとテックカルチャーという異なる二つの文化は、
いつ、どこで、どのようにして交わったのだろうか。パソコンの誕生に情熱を
注いだ人々のドラマに焦点を当てながら、その知られざる源流をたどる。


↓全7回連載
『パソコンとヒッピー』ができるまで
雑誌『スペクテイター』の冒険、その現在地
https://www.editorial-department.jp/%e3%83%91%e3%82%bd%e3%82%b3%e3%83%b3%e3%81%a8%e3%83%92%e3%83%83%e3%83%94%e3%83%bc%e3%81%a7%e3%81%8d%e3%82%8b%e3%81%be%e3%81%a7%ef%bc%91/

目次
コンピュータとヒッピーを結びつけた『ホール・アース・カタログ』
ターニング・ポイントだったヴェトナム戦争
LSDとコンピュータは同じツールだ
サンフランシスコ・バークレーは学生運動とヒッピー文化発祥の地
コンピュータはソ連とアメリカの冷戦で成長した
「ハッカーは遅れてきたビート族、初期ヒッピーカルチャーと同じ人種だ」
「人民のためのコンピュータ」と言う思想が生み出された
パソコンは人と人がつながるための有用な道具だ
アルテアの衝撃。ミニ・コンがビートルズを唄った日
ハイ・テク時代のトリックスターがハッカーだった
もっと共生的に。人間とパソコンの関係
われわれはスローなギークになれるか?
(原作者による考察)