辻和金網 銅製 茶こし 中サイズ

茶こしの底には、菊の紋様のように編んでいく「菊出し」という技術が用いられています。お届けした時点で、銅は輝きを放っていますが、使い込んでいくほどに風合いのある飴色に変化していきます。

京都の美意識の中から生まれた金網工芸は、もともと社寺の建物などに見られる鳩よけや灯籠の外張りになどに使われていたのが始まり。京都ならではの社寺の多さがその技術をさらに高めることとなりました。

茶こしの中に緑茶を入れてお湯を注ぐだけ。急須を使わずにお茶を淹れることが出来ます。紅茶や粉茶にもお使い頂けます。


中網はお茶のタンニン酸で黒くなりますが、張替え可能です

・サイズ:直径6.5cm×長さ16.5cm×高さ5cm
(手作りのため若干の個体差があります。)
・材質:銅(枠)、ステンレス(中網)
・お手入れ:亀の子タワシやスポンジなどで優しく洗い自然乾燥して下さい。

こちらの商品は「辻和金網 銅製 茶こし 中サイズ」1点の価格となります。

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京都御所から南に延びる堺町通に建つ金網細工の名店「辻和金網」金網細工を手掛ける店は京都市内でも数軒しかない中で辻和金網は昭和8年に創業した老舗です。京都の金網の期限は平安時代にまで遡ると言われており、寺社仏閣に使われていた金網工芸の技を受け継いできた職人達によって今も京都の街に息づいています。プラスチック製品の登場や機械化という時代の波に直面し、何十軒と合った金網細工の店も今では次々に店をたたみ市内に数軒を残すのみとなりました。そんな中でも工夫を凝らした巧みな金網細工を手掛けるのが辻和金網。熟練の技が生み出す網目の美しさは、機械による大量生産品には真似のできない「雅」があります。金網細工が京都の伝統的な工芸品として愛されて止まないのは、千年の都が培ってきた技術力と磨かれた美意識が受け継がれているからこそ。金網細工は釘を打ち付けた台と指先の感覚だけで細い針金を編みあげていきます。手作りだからこそ用途に応じて針金の太さや網目の大きさを変えることができ、長年使ってほころびができた時は修理もできます。辻和金網の金網細工は料亭などのプロからも愛されておりその使いやすさや美しさは日々の暮らしに彩りを与えてくれます。