<若鶴酒造 三郎丸蒸留所とは> 三郎丸蒸留所は、昭和初期に建設された木造2階建て建屋の老朽化に伴い、2016年12月に改修に着工し、2017年(平成29年)7月、北陸でただひとつの見学のできるウイスキー蒸留所として改修が完了しました。
この製造ラインには新たに原料のモルト(麦芽)の粉砕機を導入し、また蒸留器の一部をステンレス製から 高岡銅器の技術を用いた銅製にしたことで、より質の高いウィスキー造りが可能になったとのこと。
改修の事業費約1億円のうち、一部をインターネットの「クラウドファンディング(CF)」で募り、3800万円余りが集まりました。 砺波の地域活性化や産業観光の拠点として期待されています。
この蒸留所には製造工程を体感できるよう全体を見渡せる見学コースが設置され、若鶴酒造のウィスキー造りの歴史を紹介し、香りを体験できるコーナーも設けられています。蒸留所は、見学(1日3回)無料で、予約が必要、1名から見学できます。
昨年は富山県産のミズナラを使ったウィスキー樽を試作し、今年から出荷を始めました。
ウィスキーは、蒸留した麦汁を木の樽に詰めて熟成させますが、普通は輸入したナラの木で作った樽が多く使われています。
近年はミズナラの木の樽で熟成させたウィスキーは、「白檀(ビャクダン)の香り」にたとえられるそうですが、 三郎丸蒸留所担当の稲垣貴彦若鶴酒造取締役によれば、「バタークッキーやポップコーンの香り」とのことで、「富山でしか出せない味のウィスキーになってくれる」と期待しています。
◆2019年の第18回 若鶴蔵まつり5月25日(土)が開催されました。・数量限定当日限定酒の販売
(1)蔵祭り限定の日本酒
(2)三郎丸蒸留所ニューボーン
・蔵、蒸留所見学ツアー
・きき酒コンテスト
・鮎の塩焼き、焼き鳥など富山第一ホテルの模擬店
・ステージイベントのアトラクション
などの催し物が開催されました。