
新オイルについての設定理由
オイルに関しては、様々な情報が氾濫していますので皆さん非常に悩むところだと思います。 当社が長年REDLINEを使い続けてきた理由は、長年使ってきたからこそ、 その性能が安定していることを経験している点にあります。
探せば、ほかにも良いオイルがあるのは当然だと思いますが、正直何が本当に良いのか、簡単には判断ができません。
アレコレと手を出すほどに、大事なモニタリングの機会を失うことになります。
当時の業界は中東産のベースオイルと北米産のベースオイルで2分されていたと聞いており、 特にペンシルバニア産のオイルは性能が良いとされていました。
北米レース関係者がREDLINE、あるいはPENZZOILを使っており、それが非常に安定しているとアドバイスを頂いた経緯があります。
間違いないものと判断して、以来使い続けております。もう30年位昔の話です。
そして、今でもとても良いオイルと考えております。
100%化学合成油はシールを侵すのか?
NA6,NA8など相当に年数経過していることから、シール・ガスケット類の劣化が気になる所です。 そこで、フルシンセティック(100%化学合成油)はシールを侵すと言う情報を気にされる方がおられます。
しかし、今のオイルがシールを侵すといったものはむしろ都市伝説的なものと考えています。 現代のオイルはどれも非常に良くできていると考えて良いと思います。
MARUHAオリジナルオイル
2021年春、MARUHAプロデュースのオリジナルオイルが販売開始。
ESTER27(エスター27)と命名いたしました。
その名の通り、エステルを主体とするオイルです。非常に高価なベースオイルです。
ベースオイルには、今の所5グループ分類されております。
Gr3までは鉱物油がベースになります。このGr3も特殊な事情で化学合成油として市場に出ていますが、 巷では余り知られていない話です。
純粋に化学合成として確立しているのは、Gr4とGr5になりますが、 当社オイルは最高カテゴリーであるGr5をベースにしたコンプレックスエステルベースです。
ロードスターを対象にしたロドスタ油
当社は今年(2021年)、エンジン専門の組み立て工場を建設予定です。
WEBでも紹介しているクランクシャフトも、その一環です。加えてパワーが上がった分の制御もRAPID(ラピッド)でOKです。
全てこのエンジンプロジェクトを視野に入れて動いています。非常に大きな業務となります。
なんとも夢のような話です。
これに、最後のアイテムとしてオイルが加わる訳で、最後までMARUHAの性能を貫くには 必要であると判断いたしました。
採算性はちょっと置いて、まず求める性能を具体化したオイル。
成分だけに限らず、オイル分子構造から研究され、ブロック壁にしっかりと浸透、保持されます。
今はエンジン組み立ての際にも、このオイルを主体にしたものを使っております。
クランク、ピストンなどを組み込んで、その都度手回しで確認すると、その軽さに嬉しくなります。
一般企業のオイルは規格(例API)などの縛りがあり、結局どれも似たよなものになるのは、このためです。 オリジナル化を図り、そこに固執せずにできる限り性能を求めたオイルです。
メーカー側の実績も申し分なく、思い切って提携に踏み切りました。
パワーレーシングと表現すると、腰の引けるユーザー様ばかりになりがちですが、 その様なレーシーなイメージを強調するのではなく、むしろどなたでも使って頂けるオイルであることをお伝えしたいのです。
2021年4月、いよいよ販売開始です。
PS:
キャラクターはESTER MONKEY(エステルモンキー)です。
エステルの化学式から顔を演出していますが、分かりますか?