KORG MULTI/POLY [MULTIPOLY] シンセサイザー【配送区分E】
幅伝説的なコルグの名機である Mono/Poly にインスパイアされた新しい multi/poly アナログ・モデリング・シンセサイザーは、息をのむようなアナログ・サウンドと、並外れたデジタル・パワーと柔軟性を兼ね備えています。
【Keywords】
KORG コルグ synthesizer MULTIPOLY ANALOG MODELING SYNTHESIZER アナログモデリングシンセサイザー デュアル・モデリング・フィルター MIDI Kaoss Physics フロント・パネル・コントロール モーション・シーケンシング 2.0 マルチポリー
デジタルならではの驚異的なアナログ・サウンド
幅伝説的なコルグの名機である Mono/Poly にインスパイアされた新しい multi/poly アナログ・モデリング・シンセサイザーは、息をのむようなアナログ・サウンドと、並外れたデジタル・パワーと柔軟性を兼ね備えています。
オリジナルの Mono/Poly は、4 基のスタックド・オシレーターから生み出される非常に豊かなサウンドと、柔軟なX-Mod やシンク・ルーティング、ラウンド・ロビン・オシレーター・トリガーなどのユニークで実験的な機能を誇りました。これまでは大型のモジュラー・システムでしか実現できなかったこれらの機能を、Mono/Poly はコンパクトでユーザー・フレンドリーな楽器に搭載しました。
新しい multi/poly は、コルグの次世代アナログ・モデリング・テクノロジーを採用した最初の製品であり、ビッグ・サウンドとモジュラー由来の実験的機能という伝説的な特徴的な組み合わせをベースにしています。コンパクトなパッケージに収められたモジュラー・システムのようなもので、シンセ・プレイヤーやサウンド・デザイナーにとって無限の遊び場となります。イースト・コースト、ウエスト・コースト、ウェーブテーブルのオシレーターと、新たにモデリングされたフィルターの幅広いセレクションを使って、ハードウェア・マッシュアップを作成。さまざまなエンベロープ、VCA、ポルタメント回路のモデルを使って、シンセ・サウンドを自由に変化させましょう。バーチャル・ボイス・カードはアナログ的なバラツキ要素を加えることが可能でオーガニックな音色バリエーションを生み出します。
レイヤー・ローテートは、キーを押すたびに新しいプログラムをトリガー。さらに Kaoss Physics、Motion Sequencing 2.0、モジュレーションなどにより様々な変化が可能です。
オシレーター
multi/poly はプログラムごとに 4 つのオシレーターを搭載し、非常に太く複雑なトーンを実現します。それぞれのオシレーターは、クラシック、デジタル、ウェーブシェイパーのオシレーター・タイプを使用可能。クラシックは、伝統的なアナログ・シンセのオシレーターをモデル化し、驚くほど忠実で厚みのあるサウンドが得られます。11 種類のウェーブフォームの中にはシングル波形だけでなくデュアル波形もあり、一度に複数の波形を生成するシンセをモデリングできます。パネルのノブでパルス幅、三角波の傾き、デュアル波形のブレンドなどをコントロールできます。
デジタル・オシレーターは、ビンテージ・ハイブリッド・シンセやモダンなユーロラック・モジュールのように、最大 64ステップのウェーブテーブルを再生します。200 を超えるファクトリー・ウェーブテーブルから始めることも、Editor/Librarian ソフトウェアを使って独自のウェーブテーブルをロードすることも可能。modwave のウェーブテーブルを直接インポートしたり、一般的なソフトウェア・フォーマットからウェーブテーブルを変換したりできます。30以上のモディファイアを使って、テーブルのロード方法を変更し、微妙な音色から極端な音色まで変化させることができます。
ウェーブシェイパーは、シンプルな波形(サイン波または三角波)をシェイパー・テーブルで処理する「ウェスト・コースト」のアプローチを提供します。シェイパーにゲインを変調することでダイナミックなハーモニクスが生まれます。クラシカルなウェーブフォルダーの音色には Berkeley シェイパーを使用するか、90 種類以上のシェイパー・タイプから選択できます。Multi/poly には、モジュレーション可能なパルス幅というユニークな工夫が加えられており、豊かさと動きの別次元を生み出します。
オシレーター1〜4 に加えて、専用のフィルタリングとサチュレーションを備えた独立したノイズ・ジェネレーター、そして上記すべての入力を備えたリング・モジュレーターを装備。
またオリジナルの Mono/Poly のパワフルなオシレーター・シンクや X-Mod 機能を発展させ、大型のモジュラー・セットアップでしかできない音色も実現。オシレーター1 に続いてオシレーター2、3、4 が同時にシンク、X-MOD、またはその両方を行うことで、ユニークなサウンドを作ることができます。また、いずれかの機能をオシレーター・ペアに分割して別々にコントロールすることも可能です。
デュアル・モデリング・フィルター
multi/poly のフィルターは全て新しく設計し直され、その中には心地よいサチュレーションを持つ素晴らしいビンテージ・フィルター群も含まれています。5 つの異なる 4 ポール自己発振モデルから始めましょう。「M/Poly」は、オリジナル Mono/Poly の力強く甘いサウンドを提供します。「Mini」はアメリカで愛されているモノ・シンセのラダー・フィルターで、クラシックなベース・サウンドを生み出すのに重要な低域のレゾナンスを低減します。「Pro」は最初のプログラマブル・ポリフォニック・シンセサイザーのもので、レゾナンスの強いスイープが特徴。最後に「Ladder HP」と「Ladder BP」はそれぞれ 4 ポールの自己発振型ハイパス・フィルターとバンドパス・フィルターです。「MS-20 LP」と「MS-20 HP」、12dB/oct の自己発振型 “KORG 35 “フィルターは、クラシックなコルグ MS-20 の特徴的でアグレッシブな音色を愛情込めて再現しています。「SE M/P 」2 ポール・フィルターはより穏やかなキャラクターで、ローパス、バンド・リジェクト、ハイパスの間をスウィープするコンティニュアス・コントロールと、独立したバンドパス・モードを備えています。リニアでレゾナントな 2 および 4 ポールのローパス、ハイパス、バンドパス、バンド・リジェクト・フィルターの完璧なコレクションで、シェイプアップやリファインも可能。マルチ・フィルターでは、複数のモードを同時にモジュレートしてブレンドできます。これらのフィルターはブライトな感じや泡立つような効果など、耳を引くエフェクトが得られるオーディオレートのモジュレーションに全て対応しています。オシレーターやリング・モジュレーターをモジュレーション・ソースとして使用したり、ノイズ・ジェネレーターをブレンドしてカオスな音色を作ることができます。ヴィンテージ・フィルターに内蔵されたサチュレーションに加え、ポスト・フィルターのアンチエイリアス・ドライブ回路により、微妙な厚みから重厚なディストーションまで、好みに応じて重さと硬さを加えることができます。
最後に、これらのフィルターは直列でも並列でも、2 つ同時に使用することができます。4 つのオシレーター、ノイズ、リング・モジュレーションを含む各ソースには、2 つのフィルターをクロスフェードさせるバランス・コントロールがあり、幅広いクリエイティブなオプションが可能です。例えば、オシレーターの 1 つのグループを M/Poly フィルターに通し、もう 1 つを MS-20 ローパスに通す。古典的なハイパス->ローパスのシリアル・チェーンを作成し、1つまたは複数のオシレーターをハイパスの周りにルーティングします。これは単なるスイッチではなく連続的なクロスフェードなので、A/B バランスをモジュレートしてユニークな効果を得ることができます。フィルターはステレオで動作させることもでき、それぞれのソースに別々のパンを設定できます。
各プログラムは 4 つのオシレーターとノイズ・ジェネレーター、リング・モジュレーション、シンク、X-MOD から始まります。これらを 2 つの独立したフィルターで処理し、4 つのループ可能な DAHDSR エンベロープ、5 つの LFO、6 つの Mod プロセッサーでモジュレーションします。マルチ・レーンのモーション・シーケンシング 2.0 でボイスごとの複雑なモーションを追加し、スタジオ・クオリティの 3 つのインサート・エフェクトで磨きをかけましょう。
しかし、これは 1 つのプログラムに過ぎません。1 つのパフォーマンスに最大 4 つのプログラムをレイヤーできます。レイヤー・ローテートを使って、キーボードから演奏したり、アルペジエーターから駆動させたりして、ラウンドロビン・スタイルで切り替えられます。Kaoss Physics を使って X/Y パッドのシンプルなジェスチャーから流動的で進化するモジュレーションを作成。4 つの Mod ノブを使えば、複数のローレベル・パラメーターを直感的かつハンズオンでコントロールできます。さらに 2 つの Mod プロセッサー、マスター・リバーブ、EQ で仕上げましょう。
Kaoss Physics
Kaoss Physics は、ボールが表面を転がったり、壁に跳ね返ったりする様子をモデルにしています。x/y パッド上で指をフリックすることでボールをスタートさせることもできますし、ゲート+ダンパーなどのトリガー・ソースを使って自動的にボールを発射させることもできます。またパッド上で指をかざすことでボールを直接コントロールすることもできます。ボールの位置によって 4 つの変調信号が生成され、X と Y の位置、中心からの距離、X 軸に対する角度など、好きな変調先を制御することができます。このような自動変調の適用方法は非常にユニークなもので、飽くなき進化を遂げる変調を実現しています。
平面には谷や丘のように、下にも上にも行くような段差があります。凸凹の高さや深さを設定したり、斜面の形状を選択したりすることができます。表面の摩擦も調整できるので、ボールの移動速度が遅くなります。表面の四方には壁があり、ボールが壁に当たると跳ね返ります。壁は緩衝材を加えたようにボールを減速させたり、ピンボール・マシンのバンパーのようにボールを加速させたりすることができます。また壁を完全に取り除いて、ビンテージのアーケード・ゲームのように、表面が反対側のエッジに巻き付くようにすることもできます。このモデル化された環境において、特定のモジュレーション効果を作り出すことができます。例えば中央に凹を配置して変調値が常時最終的に 0 に戻るようにしたり、側面やコーナーに凸を配置して変調値をそのゾーンから遠ざけるようにしたりします。
Tilt、Friction、Time、Bump Height、Position など、ほとんどのパラメータは調整可能です。Kaoss Physics の出力からそれらを調整することもできます。例えば、Tilt X を Kaoss Y で調整してみてください。その結果、あなたの物理的なジェスチャーによって、複雑な音楽的な結果へと変化させるインタラクティブなコントローラーが完成します。これも Kaoss Physics の醍醐味です。
主な仕様
鍵盤
37 鍵(ベロシティおよびリリース・ベロシティ対応)
音源システム
アナログ・モデリング・シンセシス
最大発音数
60 ボイス(設定によっては最大ボイス数が変化します)
外形寸法(W x D x H)
565 × 319 × 93 mm
質量
3.5 kg
付属品
AC アダプター、専用ソフトケース