扶桑社: 商品のブランド サイズ
高さ : 1.60 cm
横幅 : 18.30 cm
奥行 : 25.70 cm
重量 : 330.0 g状態【中古品】 ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
スペインの女子修道院では、中世の頃からお菓子がつくられ、数多くの修道女たちの手によって守れてきました。その味は高貴な人たちをもうならせ、価値あるものとして大切にされてきたそうです。 クレマ・カタラーナ イエス・キリストの養父ホセ(聖ヨセフ)の日、3月19日は父の日でもあります。その日の特別なお菓子はクレマ・カタラーナ。聖ホセのクリームとも呼ばれ、カタルニア地方で生まれ、いまではスペイン全土で愛されているクリーム菓子です。 ポルボロン 南の地方が故郷のお菓子。中世のころから修道院でおいしいポルボロンをつくるようになり、各地に広がり、いまではクリスマスには欠かせないお菓子になりました。ほろほろとすぐに崩れてしまうので、でき上がりは薄い紙にキャンディーのように包みます。 聖マルコスのケーキ チョコレートと生クリームを挟み、卵黄クリームをのせたかわいらしいケーキは、スペイン全土で食べられています。このケーキは、レオンにある旧「サン・マルコス修道院」が生まれ故郷。12世紀に修道院兼病院として建てられた大変美しい建物です。 アーモンドクッキー 「クッキー」は、アラブからスペイン南部に伝わったものが起源といわれています。修道院でつくるクッキーも、だんぜんアーモンドを入れたものが多く、これもそのひとつです。17世紀に修道院設立の祝いにつくったものがオリジナルといわれています。 修道院。スペインには、女子修道院だけでも、少なくとも1,000はあるそうです。そのなかに、昔からお菓子づくりを得意としている修道院がいくつかあります。うれしいことに、現在ではその多くが、一般向けに販売をしています。修道院ごとに自慢のお菓子があり、その理由もさまざまです。ここでは私が実際に訪ね、とくにおいしいと感じた修道院を、紹介します。ほかにも、まだまだおいしいお菓子を買える修道院が各地にあります。