焼酎は人々の生活に息づくもの
南薩摩山紫水明の里、頴娃開聞山麓に蔵を構える佐多宗二商店。
薩摩半島の南端に位置し、薩摩富士と呼ばれる開聞岳と東シナ海を見渡すこの土地は豊かな自然に恵まれ、良質な黄金千貫の産地としても知られています。
佐多宗二商店がこの地に開業して100余年、この地にしかできない芋を使い、この地より湧き出る水を使い、「焼酎は人々の生活に息づくもの」との考えのもと「晴耕雨読・不二才・刀」など、焼酎造りに励んでいます。
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大地・時間・人への感謝による焼酎造り 佐多宗二商店が掲げている理念が耕甕絆(こう・う・はん)。 「耕」は、南薩摩、頴娃町の地ならではの大地や水、空気、土、そして収穫される芋。あらゆる恵みがひとつとなり一滴の焼酎を生み出すことができる、すべてを与えてくれた大地への感謝。 「甕」は、焼酎造りにおいて決められた時間の中で何を考え、どう動くか。志を持って最善を尽くす人を時間は決して裏切らない。 時間が焼酎を造り、人を育てる優しくも厳しくもある時間への感謝。 「絆」は、この蔵を支えてくれた人、今まさに支えてくれている人、そして未来を支えてくれるであろう人、巡り会ったすべての人への感謝。 この理念の下、蔵人たちは焼酎と向き合い、「晴耕雨読・不二才・刀」などの焼酎造りに手間をかけています。 |
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良質の黄金千貫と豊かな自然がもたらす天然水 鹿児島県南九州市にある頴娃町(えいちょう)近辺は、さまざまな蔵元からも引き合いがあるほどに高品質なさつま芋を育む産地として知られています。 佐多宗二商店では、地元の契約栽培農家と協力して良質な黄金千貫の栽培に取り組んでおり、蔵元の地元で採れた厳選された黄金千貫だけを使って焼酎を仕込んでいます。 また、豊かな自然に恵まれた頴娃町は、良質な天然水も豊富にあり、「晴耕雨読・不二才・刀」などの焼酎造りの大切な一翼を担っています。 |
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世界屈指のメーカーへ蒸留器をオーダーメイド 佐多宗二商店では「蒸留」を追求することでこそ、これまでになかった焼酎の酒質を見出せると考え、蒸留にこだわった「晴耕雨読・不二才・刀」などの焼酎造りに励んでいます。 焼酎を蒸留酒の一種という角度から見つめ、ヨーロッパで培われてきた技術と文化を識るため2005年にフルーツ・ブランデーの名手ジャン・ポール・メッテのもとを訪れて蒸留技術や哲学を学びました。 また、世界屈指の蒸留機メーカーであるドイツのアーノルド・ホルスタイン社に蒸留器をオーダーメイドし、2008年に導入。焼酎造りでは「直接蒸留」が当然だった時代に「間接蒸留」の手法を取り込みました。 その蒸留器で造る芋焼酎はもろみの香りがダイレクトに感じられ、驚きと感動を与える味わいを生み出しました。 |
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フレンチオーク樽を取り入れた芋焼酎熟成 どんな樽で何年寝かせるか、蒸留酒造りの大事な仕上げには「熟成」があります。熟成という洋酒においてはあたり前の考えを佐多宗二商店では芋焼酎造りに取り込もうと試行錯誤を繰り返してきました。 そして2007年。キング・オブ・フォレスト(森の王様)と称されるオーク樽を手掛けるフランス・コニャック地方の樽屋アラリーを訪ね、彼らが手掛ける樽の中でもリムーザン・オークという良質な樹から作られるブランデー造りに適した樽を芋焼酎の熟成に取り入れます。 アラリー直伝の「樽を育てる」という哲学のもと、新樽から中古樽へと移し替えながら芋焼酎を熟成する事で、「晴耕雨読・不二才・刀」などの焼酎は深い味わいを備えさらにおいしく仕上がります。 |
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芋焼酎 25度 |
角玉は45年ぶりに復活した、佐多宗二商店のレギュラーアイテム。 南薩頴娃町の契約農家で栽培された黄金千貫だけを使い、敷地内から汲み上げる上質の天然地下水を仕込水に、研究を重ねた黒麹仕込みにて常圧蒸留で造られた本格芋焼酎。 さつま芋の香り、味わいを引き出しており、口当たり柔らかく、喉越しもスッキリとして飲みやすく仕上がっています。 毎日飲んでも飽きのこない酒質で、晩酌にもってこいです。 |
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口当たり、喉越しも良く、飲むほどに馴染んでくる黒麹仕込み。 ストレートにロック、水割りにお湯割りと好みに合わせて楽しめる焼酎です。 |
生産者 | 佐多宗二商店 |
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商品名 | 角玉 |
呑み方 | ロック・湯割り |
内容量 | 900ml |
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度数 | 25.00度 |
原材料 | 黄金千貫・米麹(黒) |