真摯に酒造りを追求し世界で評価される本格焼酎を造り続ける蔵元
弘化二年(1845年)に鹿児島県の薩摩半島西海岸のほぼ中央、吹上町に創業した西酒造。
この町で暮らす人々に見守られながら長きに渡って真摯に酒造りを追及し続け、宝山シリーズをはじめ世界で評価される本格焼酎を造り続ける蔵元です。
一杯の酒の中にある愉しみは心地よく酔うこと「酒は深い歓びを飲む人に与えてくれるもの」と考える西酒造。なぜならば、酒は地域の風土や歴史に育まれた文化だからです。
世界中で愛される酒、ワインの最高峰の格付け「Grandcru」が特級畑を表す言葉であるように、本来、酒は畑と深い関係にあります。原料となる芋や米が生まれた畑、そこに降り注ぐ光や風の匂いまで伝わってくるような焼酎造りを目指し、薩摩の文化を全国へ、世界へ誇るため「土から始める焼酎造り」にこだわっています。
芋や米を仕入れるのではなく、自らの手で育てる。蔵の中だけで焼酎を造るのではなく、太陽の下、大地の上で汗を流しながら焼酎の旨さを掘り起こす。この信念のもとに焼酎造りに日々邁進しています。
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旨さを支える宝山の芋づくり 原料芋は、すべて契約農家で栽培された鹿児島県産の芋だけを使用。農家はただ芋を届けてくれるだけでなく、旨い焼酎を造るために「こんな芋を使ったらどうか?」と提案してくれる事があります。 蔵元と農家がしっかりと絆を交わし、原料の品質向上を追求し日々取り組んでいます。 また、西酒造では自社試験農場を保有し、34種類もの芋を育て、新しい味わいを生み出す芋の可能性を探り続けています。 この挑戦が実を結ぶのは、何十年、何百年後になるかもしれません。 しかし酒造りも農業も、人の歴史にしっかりと根ざした文化。西酒造では何代にも受け継がれながら、世代をこえて挑戦し続けています。 |
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1年間に使用する米を、すべて県産米だけで 西酒造で使用される米は、鹿児島の農家が丹精込めて育てた県産米のみ。米の収穫期に玄米を一年分備蓄しています。 玄米を最大1,100t保管できる米蔵の中は米の鮮度を保つため、常時13℃〜15℃に温度管理されています。 一度の仕込みに使う量だけを常温で一日寝かせた後に精米し、麹米として最良の状態で使用しています。 旨さの原点である「大地と共にある農業との絆」を大切に、芋も米も水も100%地元のものにこだわり、薩摩の大地と共に歩む西酒造にしか造れない味わいを追及しています。 |
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麹米の品質を守る国家資格「農産物検査員」 「農産物検査員」とは、米の色や粒の欠け、水分量といった農産物の品質や安全性を検査する国家資格です。 酒質につながる麹米の品質を統一する目的のもと、西酒造では農産物検査員を自社に招き、品質を徹底して管理しています。 「焼酎が完成するまで、全ての段階でプロでありたい」、そのこだわりを貫くため、農産物検査員は西酒造にとって大地へと続く欠かすことのできない一本の根なのです。 |
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しゃしゃらくらく あか 芋焼酎 |
醸造方法はもとより原料の品質に徹底的にこだわり抜いて造られる西酒造の限定銘柄「酒酒楽楽・赤(しゃしゃらくらく・あか)※通称しゃらく・あか」。 自社農場で最も土質と日当りの良いGrandCru(特級畑)で育った黄金千貫と、専用の麹米(山田錦)だけを原料に用い、もろみの温度管理は専用の酵母に合わせた低温発酵、蒸留は常圧単式蒸留法で丁寧に仕上げています。 |
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蔵人達の想いと卓越した技が結集し生み出された集大成。 香りも味わいも余韻もかつて無い程に仕上がった特別な芋焼酎です。 |
![]() ■インターナショナル・ワイン&スピリッツ |
生産者 | 西酒造 |
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生産地 | 鹿児島県日置市 |
原材料 | 黄金千貫、米麹(山田錦) |
呑み方 | ストレート、ロック |
内容量 | 720ml |
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度数 | 30.00度 |