“垢抜けて品格のある酒”を目指し、蔵元の粋を尽くす醴泉の酒造り
玉泉堂酒造は文化三年(1806年)養老国養老の地(岐阜県養老郡養老町)に創業しました。
「養老の滝」と「菊水泉」の湧水を源にもつ豊富に湧き出る養老山系伏流水を仕込水としており、代表銘柄「醴泉」は「養老の滝」の泉の名にちなんで名付けられました。
玉泉堂酒造は昭和50年代後半より、大量生産からこだわりの少量生産へと方針を切り替えます。
経営体制や設備から原料、仕込みの全てを見直し「垢抜けて品格のある酒」を目指し、蔵元の粋を尽くして酒造りに挑んでいます。
米、精米、処理、蒸米、麹作り、仕込み、品質管理、すべてにこだわりを持ち、伝統的な手法の中に、近代設備を巧みに取り入れ、最良の造りが出来る体制になっています。
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こだわりの少量生産で原料を厳選 高品質の酒造好適米を超軟水で仕込む アルコール生成に必要なデンプン質が多く、お酒に雑味を生じさせる蛋白質の割合の低い米が酒造好適米です。 玉泉堂酒造では兵庫県産「山田錦」、富山県産「山田錦」「雄山錦」、岐阜県産「ひだほまれ」等、厳選した酒造好適米を中心に醴泉の酒造りをしています また、仕込みに使用している養老山系伏流水の特徴はミネラル分30ppm以下の超軟水で、水自身がもつ軟らかな味を、お酒に反映させることができます。 |
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蔵人の伝統技巧と近代設備を合わせ 透明感とコクのある「旨い酒」造り 醴泉が目指す酒は「清らかな透明感とほんのりとしたコクを持った旨い酒」です。 伝統の技巧と科学的な数値管理の良いところを組み合わせ、手造りと機械化のいいとこ取りを見極めながらこだわりの酒造りを行っています。 自社で精米することにより白米の状態を確認し、空気と水の混気ジェットによる洗米で米の割れを改善。自社開発した蒸米老化装置を使用することで酒の味が重くなるのを防ぎます。そこに受け継いできた蔵人の技と感、柔軟な発想を合わせることで、きめ細かい「求める旨い酒」に仕上げる事ができます。 |
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マグネシウムとカルシウムイオンが平均値の約2倍 「若返りの水」として知られる天然水 養老山地のふもとには、養老の滝水・龍泉の雫:養老の滝の菊水泉から流れている清らかな伏流水たたえる地域があり、「水の郷」とも呼ばれて日本三大銘水に数えられています。 この地域の水は、日本人に適しているといわれる軟水で、硬度は15mg/L。 石灰岩層を通っているため、マグネシウムとカルシウムイオンを平均値の約2倍含有しています。 その美味しさと「若返り」への期待から、遠方からも多くの人が採水に訪れている銘水です。 |
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醴泉 特別本醸造 |
岐阜県屈指の酒蔵・玉泉堂酒造がこだわり醸しあげる醴泉 特別本醸造。 一般的に本醸造は醸造アルコールを添加した“安い酒”というイメージを持つ方が多いと思われますが、その思いを良い意味で裏切る、「さすが、醴泉」と思わせる高品質な酒造りで生まれた一品です。 |
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使用される酒米は大吟醸や吟醸酒にも使われる、「山田錦」を使用し、さらに吟醸酒の仕込みと同様に手間をかけ仕込んだお酒です。 日本酒度が+7ある糖度の少ない辛口酒ですが、酵母の力に頼らない丁寧な酒造りで生まれる、芳醇な味わいとすっと切れるキレの良い飲み口。 一瞬、吟醸酒と間違えるほどの、ウリ系の優しく上品な香味がほのかに広がります。 冷酒やそのまま冷やで澄んだ味わいを楽しむのも良し、お燗でふくらむ旨味を楽しむのも良しの懐の深い仕上がりです。 |
生産者 | 玉泉堂酒造 |
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生産地 | 岐阜県養老郡 |
特定名称 | 特別本醸造酒 |
日本酒度 | +7 |
酸度 | 1.2 |
アミノ酸度 | 1.0 |
原材料 | 米、米麹、醸造アルコール |
精米歩合 | 60% |
内容量 | 1800ml |
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度数 | 15.00度 |
酵母 | 山形9号酵母 |
呑み方 | 冷やして、常温、ぬる燗、熱燗 |