山形の豊かな環境に恵まれた土地で醸す上質な酒「上喜元」
昭和22年、山形県酒田市にあった五軒の造り酒屋が合併して誕生した酒田酒造。
江戸時代には「西の境、東の酒田」と称される交易で繁栄を誇った港町でもあり、庄内平野の豊かな土地が広がる良質な米の産地であり、鳥海山が育む伏流水、厳しい冬の寒さなど、酒造りに最適な環境に囲まれた蔵元です。
生もと造りと吟醸造りにこだわり、量より品質を重視しているため1000石ほどの生産量ですが、酒名「上喜元」の由来は「この酒を呑めば誰でもご機嫌になる」という願いと「上質な喜びの元になる日本酒をお客様にお届けしたい」という思いが込められています。
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喜びのために追究する酒米・精米・酵母の相性 日本人の主食である米、それを原材料にして醸す日本酒。 米にも多様な品種が存在し、それぞれに独特の旨味を持ち合わせています。お酒も米によって、その味わいは千差万別。酒田酒造では「米の個性をうまく引き出してあげることで上質な味へと変貌を遂げるもの」と考えています。 上喜元の特徴は使用する米の品種の多さにあり、山形県産米では出羽燦々・美山錦・山形4号・出羽の里の他に、山田錦・五百万石・雄町といった品種を使い分けています。 また、米と酵母の相性にも気を配り、酵母の知識や経験を積み重ね、多様化するお客様のニーズに合わせて丁寧に酒を醸しています。 |
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酒造りの命である水と人の和によって生まれる美酒「上喜元」 良質な湧水で清らかな水は、美味しい酒を醸すのに必要不可欠なもの。 その扱い方も仕込みの中では、一行程、一行程を丁寧にしなければ酒の仕上がりに大きな違いが出てしまいます。 上質の酒を造るために、特に洗米から浸漬は秒単位での仕事を心掛け、仕込み水には徹底した温度管理を行っています。 そして、酒造りは実に様々な行程や専門の職人が何人も携わるもの。 例え腕のいい杜氏が居たとしても、それぞれの仕事の職人の誰が欠けても、美味い酒は造れません。 美味い酒は、人の和によって造られるもの。職人たちの丁寧な仕事が美味い酒へとなって感動をもたらす一献へと成り得るのです。 |
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全国新酒鑑評会の常連蔵!酒造りのレベルの高さを証明 国内において最高の権威ある国税局主催の「全国新酒鑑評会」で近年20年間において、17回金賞を受賞するという偉業を達成した蔵元です。 これは偶然でもなく非常に大変なことであり、上喜元の酒造りのレベルの高さ、そしてそのレベルの高い酒を安定して醸し、造りだせるという確かな技を証明しています。 また、Kura Master2024でのプラチナ賞・金賞をはじめ、インターナショナル・ワインチャレンジ2019やSAKE COMPETITION 2023純米部門の銀賞受賞など、海外の有名なコンクールにおいても上喜元の品質の高さが認められています。 |
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上喜元 純米 出羽の里 |
山形県の新しい酒造好適米「出羽の里」を80%精白し造る純米酒。 純米酒の精米歩合は60%〜70%が一般的ですが、“80%”という低精白で醸しております。 |
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他の蔵では、純米吟醸クラスの酒に使用しておりますが、「上喜元」では低精白でもキレイな味に仕上がる「出羽の里」の特徴を引き出すべく使用しております。 その仕上がりは、上喜元の純米酒らしいふっくらとした柔らかい香り、やわらかくなめらかな米の旨みを活かした味わいを感じます。 口中では米の旨味や甘味が十分に感じ、やや高めの酸が調和して絶妙な切れのある後味。 低精白の純米酒造りにおいても、その酒造りのレベルの高さを感じることのできる、コストパフォーマンス抜群の純米酒です。 |
生産者 | 酒田酒造 |
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生産地 | 山形県酒田市 |
特定名称 | 純米酒 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.5 |
原材料 | 米、米麹 |
精米歩合 | 80% |
呑み方 | 冷、常温、ぬる燗、熱燗 |
内容量 | 720ml |
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度数 | 16.10度 |