塩ビ管・接合(接着)要領[主要ポイント] |
◆給水塩ビ管(HI・TS) | ▲排水塩ビ管(DV) |
1.パイプは管軸に垂直に切断の上、バリやカエリのない様に内外面の簡単な糸面取りをする。
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2.ウエス等で水・砂・土・ほこり・油分をふきとる。 |
3.マーキングゲージで付けたマークライン(差し込み寸法・差し込み寸法+15mm)の2本線を引く。 ◆青地に黒文字のサイズを使用(給水) | | ▲黄地に黒文字のサイズを使用(排水) | マークラインは標準寸法であり目安とする。 メーカーのTSの継手等の差し込み寸法が多少違うためしっかりと差し込むこと。マークラインが標準寸法です。多少前後しても差し支えない。 | | マークラインの差し込む標準寸法まで差し込み、DV継手内部の接続部分に隙間が出来ない様にしっかりと差し込む。 | |
4.接着剤はパイプ外面に均一にぬる。継手内面は薄く均一にぬる。 |
5.接着剤塗布後、管の挿入は素早く行い、戻らなくなるまで保持する。 |
6.冬季の接合については、作業周囲温度が低い場合は、投光器、ストーブ等で気温温度の上昇をはかる。 |
◆◇ 「DV ・ TS差込長さマーキングゲージ」開発経緯 ◇◆
給排水設備工事における塩ビ管の接合については、 従来は職人さん個々の経験とカンによりパイプの接合作業を行っていますが、 接着剤忘れ・接着不良等のトラブルにより、 スッポ抜けや漏水の事故例がよくあります。一旦発生すると大事故につながり、大きな損害をうけます。
弊社ではこれらの事故を事前に防止すると共に、作業の能率化、 施工の合理性を目指し、写真の様な「DV・TS差込長さマーキングゲージ」を開発しました。
「マーキングゲージ」 を使用 して、塩ビ管接合 (接着) 要領に沿ってマーキングライ ンを引き、接着剤忘れの防止、確実な接着並び施工後の管理に、ご活用いただけるものと確信しております。ぜひ一度使ってみて下さい。
【 給水塩ビ管(HI・TS)接合要領書 】
メーカー品質によりTS継手等の差し込み 寸法は多少違うため、 しっかり差し込むのが原則で、マークラインが標準寸法より前後しても差し支えない。
【 排水塩ビ管(DV)接合要領書 】
マーキングゲージで付けたマークライン(差し込み寸法・差し込み+15mmの2本)の差し込み標準寸法まで差し込みDV継手内部の接続部分に隙間が出来ない様にしっかりと差し込むこと。