エーゲ 永遠回帰の海 (ちくま文庫)
『宇宙からの帰還』の姉妹編。伝説の名著、待望の文庫化 「多年にわたって、本を書く仕事をしてきたか?、本書は、自分か?書いた本の中て?いちは?ん気に入っている本て?ある。先日読み直してみて、よくそ?これた?けの連載をこの年齢(四十三歳)て?したものた?と思った。しかし、考えてみると、それは第一稿にすき?す?、それから、それを完成稿するまて?に二二年かかったという言い方もて?きる。別の言い方をするなら、連載を終えてから、それを完成稿にするために、ほほ?半生を私はかけたことになる。」(「文庫版あとがき」より) カラー写真で読む、古代ギリシア文明・思索紀行。哲学発祥の地ミレトス(トルコ西岸)で「最初の哲学者」タレスの足跡をたどり、女人禁制の宗教国家アトス(ギリシア北東部)でキリスト教の原型にふれ、シチリアの古代神殿の遺跡で「記録されざる真実の歴史」について思いを馳せる。神とは何か、歴史とは何か、哲学とは何か。天才カメラマン須田慎太郎を相棒に、立花隆の時空を超えた哲学的思考が爆発する