小型赤道儀EQ3に自動導入機能を搭載40000個以上の天体データを内蔵したコントローラーを操作することで、初心者でも惑星、星雲、星団、銀河などの観察を手軽に楽しむことができます。またオートガイダー端子付きですので天体写真撮影にも活躍します。GPSユニット(別売)も接続可能。モーター部は、ステッピングモーターを採用しています。ハンドコントローラー SYSCAN ファームウエア バージョン3.35 以降ではポーラーアライメントが実装されましたので、北極星が見えないロケーションで特に便利な機能で待望されていた方も多いかと思います。実際の作業手順は以下の通りです。ツースターアライメント、スリースターアライメント作業を完了すると本来の天の北極との差が仰角、方位それぞれ液晶画面に表示されアライメントメニューからポーラーアライメントを選択できるようになります。ポーラーアライメントを選択しENTERキーを押すと基準星を選ぶ表示が現れ任意の星の名前を選択すると自動導入を開始します。自動導入だけでは基準星はアイピースの中心には来ませんので、ハンドコントローラーの上下左右キーを使って視野の中心にもってきます。前準備はここまで。次の作業からポーラーアライメントの本作業になります。基準星を中心に導入できたらENTERキーを押すと極軸がズレている分だけ視野中心から基準星が移動します。これがズレ量です。最初に行う調整作業は、仰角(上下方向)の調整です。赤道儀下部にある仰角調整ボルトのみを使用して基準星を視野の中心にもっていきます。これで仰角調整は完了。次に方位(左右方法)の調整作業に移ります。ENTERキーを押すと再度極軸のズレ分だけ視野中心から基準星が移動します。赤道儀下部にある方位調整ツマミのみを使用して基準星を視野の中心にもっていきます。これで方位調整が完了です。最後に液晶画面へ極軸のズレ分が角度で表示されます。ポーラーアライメントを繰り返し行うことでより精度が上がります。