品種はムカゴこんにゃく・サトイモ科。寒さに弱くデリケートな日本にはない品種です。水と空気がきれいなインドネシアの高温多湿な気候を生かし、無農薬栽培されています。こんにゃく畑というよりは国有林の一画で栽培されています。
こんにゃく芋を探す目印は種芋を植えたときに立てる竹串で、収穫までに3年の歳月がかかります。水戻しできるこんにゃくの乾燥品としては唯一の製品で、従来のこんにゃくとは違った使用しやすい食品素材です。
こんにゃくの生みの親は石井正治氏とおっしゃる方で、元インドネシア残留の日本陸軍の近衛混成旅団騎兵中隊付き経理官として、中国からインドシナ、インドネシアと転戦し、スマトラ島で終戦を迎えました。独立や疑心暗鬼に揺れる住民側との交渉役を務め、逆に人質にとられ引き揚げ船に乗れなくなり、そのままインドネシアの独立戦争に参加することになりました。
石井氏は、その後インドネシア国籍を取り中国人女性と結婚。裸一貫から事業を興し、6つの会社のオーナーにまでなり、従業員も2,000人ぐらいまでになりました。
石井氏は、故郷の日本とインドネシアの貧しい農民の自立を助ける仕事は無いか探していました。その中で、インドネシアに自生しているが現地では食べる習慣が無いこんにゃくを製品化し日本に輸出すれば、2つの国の架け橋になり、インドネシアの村おこしにもなると考えたのです。
日本から、こんにゃく博士と呼ばれていたお茶の水女子大学の大槻博士をインドネシアに招き、“幻のこんにゃく芋” と言われている高品質の “ムカゴこんにゃく芋” を発見しました。日本の既存のこんにゃく業者とバッティングしないように、生のこんにゃくには無い良さがある「乾燥こんにゃく」を手がけたわけです。
体型や体調を気にされている方に、繊維が豊富でカロリーの低い「つやつやこんにゃくライス」をお勧めいたします。以前から、「つやつやこんにゃくライス」を食べています。血糖が上がるのを抑えたいというのと、自分を含め家族が太り気味ということで始めました。
一番効果をはっきり感じたのは、へそから下のお腹のぽっこりがなくなって、ややスリムになったということです。次男も体型を気にしていましたが、今は○山雅治の体型に近づいています。
こんにゃくライスリゾット
【材料 約2人分】●こんにゃくご飯(炊く前のもの) 60g
●ウィンナー 2本(約40g)
●しめじ 適量(16g)
●オリーブ油 小さじ2
●ニンニク 約1/5かけくらい
●水 240cc
●コンソメキューブ 1/2個
●牛乳 大さじ1.5
●ミックスチーズ 24g
●塩 少々
●パセリ 少々
●粗挽きこしょう 少々
【作り方】1.フライパンでオリーブ油を熱し、ニンニクをみじん切りにしたものを入れる。香りが立ったら食べやすくカットしたウィンナー、しめじを入れて炒める。(中火)
2.1にこんにゃくご飯(炊く前のもの)を加え、軽く炒める。
3.2に水、コンソメキューブ、牛乳を加え、ふたを閉め煮立たせる。(中火)
4.煮立ったら火を弱め、チーズを加え、ふたを閉める。
5.チーズが溶けてきたら、全体を混ぜ、塩で味を調える。
6.皿に盛り付け、粗挽きこしょう、パセリをちらして完成。
春巻き
【材料 約4人分】●豚薄切り肉 80g
(下味:塩コショウ、酒、しょうゆ、溶き卵、片栗粉、サラダ油 各少々)
●春巻きの皮 8枚
●白菜 2枚
●ゆでたけのこ 48g
●もやし 80g
●しいたけ 2枚
●にら 1/4本
●香味野菜(ねぎみじん切り8cm分、しょうがみじん切り1かけ分、にんにく1かけ分)
●合わせ調味料(しょうゆ、酒各小さじ2、砂糖小さじ1/2、塩コショウ各少々、中華スープの素少々)
●水溶き小麦粉 適量
●揚げ油 各少々
●サラダ油 大さじ1.5
●片栗粉 小さじ1.5
●ゴマ油 大さじ1.5
●こんにゃくライス60g
【作り方】1.豚肉はせん切りにし、下味をつけます。
2.白菜、ゆでたけのこはせん切り、もやしは根を除きます。
3.しいたけは細切り、にらは3cmの長さに切ります。
4.サラダ油を熱して、香味野菜を香りよく炒め、豚肉を加え炒めてから野菜・こんにゃくライスを加え、水と合わせ調味料を混ぜて手早くからめます。
5.倍量の水で溶いた片栗粉を流し入れてとろみをつけ、ゴマ油を回し入れ、バットに入れて冷まします。
6.春巻きの皮を広げ、5をのせて包み、水溶き小麦粉でとめます。
7.揚げ油を160C゜に熱して6を入れ、始めは中火で仕上げに強火にしてパリッと揚げます。
★熱いうちに辛子酢醤油をつけていただくのもお勧めです。