増補版 大人のための国語ゼミ (単行本)
いま、私たちは、どんな力を身につけなければならないのか。 それが国語の力だとしたら、どんなトレーニングをすれば、 その力を身につけることができるのか。 あらゆる世代から支持をうけた実践の書が、 さらに磨き上げられ、エッセイと対談も加えて、増補版として再登場しました。 ビジネスや学校生活の実際の場面では、 きちんと相手に伝えるべきことを伝え、 相手の発言をきちんと理解しなくてはなりません。 なんとなくわかった、だけでは、すまされない、 そんな場面の連続です。 ひとりよがりも×。 人の意見に引き回されて自分の意見が言えないのも×。 できれば、質問だって反論だってできるようになりたい こうした現実という荒海で出会う難問にも立ち向かうために、 まずはプールでの練習するようにトレーニングを続ける。 たとえば、 事実の多面性、事実・推測・意見の区別、接続詞の使い方 文章の幹と枝葉を分け、大切なことを見抜く要約の力 強い根拠と弱い根拠の区別、 的確な質問をするための補助線のひきかた、 反論するために論証の構造を見抜く力 言葉は頭で分かっているだけでは意味がありません。 習得すべき技術を繰り返