![]() |
一口に直巻スプリングと言っても、使用している鋼材や製造の精度によりその特性は様々です。ラルグスのRSスプリングには、車高調に付属しているスタンダードな直巻スプリングや一般的なスプリングと比較して、レート特性が安定しているという特徴があります。 安定したレート特性というのは、例えば5kのレートをもつスプリングで、縮み始めは5kよりも低く、中間は5k前後、有効ストローク上限付近では6k付近まで急激にレートが高くなるといったような特性をもつスプリングが多いなかで、縮み始めから有効ストローク上限付近まで表記レートに近いレートを発生し続けることを指しており、荷重移動を正確にドライバーに伝えてくれるため、コントロール性が向上するというメリットがあります。 |
![]() |
RSスプリングの鋼材には、安定したレート特性としなやかさを両立する特別な鋼材が使用されています。この『しなやかさ』というのは、単にスプリングが『柔らかい』ということではありません。 ヘタリに対する耐久性を上げるために材質に対する引張り強度を上げていくと、スプリングの線形が太くなり、有効ストローク量が減少して線間密着しやすくなってしまったり、大きな入力が加わった際にスプリングが折れてしまうリスクが高まるといったデメリットがあります。 上記のデメリットを回避しつつ、ヘタリに対する高い耐久性をもち、安定したレート特性をもたせるために必要なのが『しなやかさ』であり、RSスプリングに採用されている特別な鋼材こそがそれを実現可能にしています。 |
![]() |
鋼材が優れているだけでは良いスプリングを作ることはできません。優れた鋼材を活かせるような、経験に裏打ちされた確かな技術が必要です。 ラルグスのRSスプリングは日本有数のスプリング職人の手で製造されており、高い精度と品質が確保されています。 |