「郡司正勝 作・演出 歩く」
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【内容】
郡司正勝の遺作舞台「歩く」を完全収録したDVD。
〜この人生の「歩く」ことの意味はなにか〜
「郡司かぶき」という記憶すべき舞台遺産。 歌舞伎研究家・演出家 郡司正勝(早稲田大学名誉教授)。病魔に侵され、自らの死を予感した郡司正勝の選んだテーマは「歩く」ということでした。
1997年、郡司は歌舞伎俳優ではなく、若手やベテラン舞台俳優と共に、前衛歌舞伎「歩く」を演出し、その翌年、癌のために他界しました。
「舞台は人生の肉体の表象である」
そう述べる郡司。
「歩く」は、彼が自身の人生を振り返り、人間の一生を歌舞伎と舞踊で表現したものです。
そこには人間の営みへの温かい視点と、人間の愚かさに対する強い批判が込められ、まさに人間に対する遺言のような舞台となっています。
その内容は、
「第一景 元禄花見踊」
「第二景 予告(御注進)」
「第三景 花魁道中」
「第四景 凧の戯れ」
「第五景 元禄花見踊(乱)」
「第六景 暴れ六方」
「第七景 だんまり」
「第八景 人形の動きで象徴される社会相」
「第九景 盆踊りという行事」
「第十景 男の歴史」
「第十一景 戦場の人」
「第十二景 葬式の行列」。
「人間悲劇とは視点を変えれば人生喜劇でもある。泣き笑い。劇は人生の表象として芸術になる」
郡司はそう述べ、「歩く」の最後を締めくくります。
作・演出:郡司正勝
収録:1997年11月25/26日 シアターX
振付:板東みの虫 / 中村京蔵 / 花柳小春
出演:天祭揚子(朱花伽寧) / いちょう光暢 / 江ノ上陽 一 /大高健二 / 小野廣己 / 神田剛 / 北村魚 /佐藤祐貴 / 沢木めり子 / 林佳 / 武藤翆 /八尾建樹 / 山本貴志 / 山本啓泉子 / 吉田敬一
制作:有限会社ランドスケープ
監督:野中 剛
DVD / カラー / ステレオ / 63分