日本の焼酎は約500年前にシャム(現在のタイ)から沖縄に渡来したのが始まりとされています。沖縄で泡盛として親しまれ、その後奄美、九州を経て全国に広がっていきました。奄美の人々は、沖縄から伝えられた焼酎に、奄美の主要農産物であった黒糖を使い、製法、技術に多くの改良や工夫を加えて、現在の黒糖焼酎を生み出しました。その実績が評価され、昭和28年、奄美群島がアメリカから返還された際に、黒糖を原料にしての酒類製造は酒税法で奄美群島(奄美大島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島)だけに認められることとなり、奄美の特産品として広く知られるようになりました。
男性にも女性にも大人気の黒糖焼酎ですが、「美味しい」という理由以外にもたくさんのワケがあります。黒砂糖と聞けば、糖分が高そうだと思いませんか? 砂糖なので糖分が高いと思うのは当たり前だと思うのですが、実は黒糖焼酎の糖分はゼロなんです。さらに低カロリーで、ミネラルとビタミンB郡が含まれており、旨いだけではなく体にも良いお酒です。 |