消石灰20kg

水酸化カルシウム(すいさんかカルシウム、Calcium hydroxide)は、化学式 Ca(OH)2 で表されるカルシウムの水酸化物。
消石灰(しょうせっかい)とも呼ばれる。俗称で、生石灰(せいせっかい、きせっかい、酸化カルシウム)と区別するため「けしせっかい」と言われる場合もある。
固体はカルシウムイオンと水酸化物イオンからなるイオン結晶である。水溶液は強いアルカリ性を示し、二酸化炭素を簡易的に検出する試薬として多用されている。
グラウンドなどに白線を引くラインパウダーによく用いられるほか、火力発電所の排ガス中の硫黄酸化物の除去、酸性化した河川や土壌の中和剤、凝集剤としても用いられる。 近年、目にはいると失明のおそれがあり非常に危険なことが指摘されており、白線用としてはより安全な炭酸カルシウムに変更することが推奨されてきている。 砂、海草抽出物と練ったものは漆喰と呼ばれ、壁や天井に塗られる。固まるまでに時間がかかるが長持ちする内外装材である。これが固まるのは下に示すように空気中の二酸化炭素を吸収することによって炭酸カルシウムが生成するからである。 また、コンニャクの凝固剤としても使用されている。 ほかに、試薬、食品や化粧品のpH調整剤、カルシウム補充剤、化学合成原料、体質顔料、殺菌剤、歯科治療における感染根管処置時の貼薬剤などとしても用いられる。 そのほか藍染めに、また石灰水は実験などに用いられる。