【2個セット】はちみつ マリーハニー 250g レッドガム 西オーストラリア産 ユーカリ 天然はちみつ 抗菌力 TA35 単一養蜂家

世界で僅かに残された蜂蜜の聖地西オーストラリアから固有種マリーハニー(レッドガム)をお届けします。

マリーハニーは、アボリジニからMedicine Tree(薬の樹)と呼ばれ抗菌活性力はジャラ並みに高いものの、収穫が多いので手ごろな価格で提供できます。
ジャラと同じユーカリ種なので腸内細菌の活性化にも効果があると言われています。

60年以上、3代に渡って養蜂業を営むSawyer家で取れた単一蜜をその場で瓶詰しているのでトレーサビリティも安心。

TA35+
抗菌活性力TAは35+。成分分析表を商品と共にお届けします。

品質保全の為、空輸で運んでいます。

フルーティな香りで癖のない甘さが特徴です。今回の収穫は口当たりもまろやかです。
そのままでも、アイスクリームなどと一緒に食べても美味しいですが、スムージー、マリネソースや洋菓子の甘味として調理しても美味しく召し上がれます。

容量:250g(PET容器)
賞味期限:2029年4月18日
直射日光、高温多湿を避け、常温で保存してください※開封後はなるべくお早めにお召し上がりください
1歳未満の乳児には与えないでください

【店主の独り言 - 西オーストラリア養蜂事情】


 西オーストラリアの養蜂業は急速に発展してきています。
ニュージーランドのマヌカハニーをはじめとする天然はちみつによる健康効果に加えて、マヌカハニーに劣らない効果と希少性を持つ西ジャラハニーに注目が集まりだしたことも要因です。
しかも、西オーストラリアは世界でも数少ないミツバチへの寄生虫が生息しないはちみつの聖地としても有名になりました。

 2005年頃までは1,000軒程度の登録が、2015年以降年間300を超える新規申請があり、2020年には3,500軒を超える養蜂業の登録があります。しかし、多くの養蜂登録はわずかな巣箱を持っている個人消費のところもあり、平均的な商業養蜂家も100個前後が殆どです。西豪州は、はちみつの聖地として、ミツバチの持ち込みだけではなく、巣箱や機材の外部からの持ち込みにも非常に厳しい規制があり、固有の環境を守るために統制された規則の中で運営をしています。

 養蜂経営は、はちみつの取れない季節も蜂の飼育を含めて大変であり、近年はHoneyPackers(ハニーパッカー)事業が発展してきました。すなわち中小の養蜂家から集めたはちみつを瓶詰して販売や輸出をしているのです。これらは、安定的にはちみつを供給する良さがありますし、養蜂業者が輸出許可まで持っているくらいの大きさになるには時間も費用もかかります。事実、先に述べたように平均巣箱数が100個前後では、一家を支えるような収益を上げることは出来ません。HoneyPackersは、これら大部分の中小養蜂家をある意味支えているかもしれません。しかし、単一養蜂所からのものではないので、品質として各種天然はちみつとしての試験結果信ぴょう性で疑問が残ってしまいます。
クラヤに西豪州から天然はちみつを供給してくれるところは、Sawyer’s Apiariesです。Apiariesとは登録された養蜂業者の事です。パースから南に車で1時間ほど行った森の中で60年以上も家族経営をしています。そこから更に東に行くとKarragullenの森にあたり、そこは、ジャラハニーの収穫地でもあります。Sawyer(ソーヤー)家は、現在の採蜜所老朽化に伴い、東に50km程度のところに新しい採蜜所を建設中です。

 ソーヤー家の養蜂歴史は古く、第二次大戦後に現店主Robの父親Stephanが小さな養蜂場を始めました。西豪州南部は森が深く、現在有名になったジャラも戦前から建築や家具に使われるティンバー需要しかありませんでした。戦後の厳しい経済状況の中で、養蜂に活路を見出そうとしたそうです。息子で現店主のRobは、10代から養蜂を手伝い、1974年に近くのムレスク農業専門大学卒業後父親の共同経営者となり、今では三代目Benとともに500を超える巣箱を管理しています。西豪州南に広がる広大な森には、様々な種類のユーカリ種が毎年10月下旬から翌年2月末頃まで咲きます。花の咲く森から森に巣箱の移動、はちみつの採取と、ほぼ半年に渡って森の中での生活が続き音信不通になる事もしばしば。花の咲かない秋から冬にかけては、ミツバチの世話や分蜂のみならず、森の整備などで週の内2〜3日は森を回っています。

 Sawyer’s Apiariesでは、一切の添加物の無い100%天然はちみつを製造しています。勿論国立公園内での養蜂ですので、農薬の使用もありません。
以前店主Robに「オーガニック認定を取らないの?」と聞いたことがありましたが、「コストだけ高くなって、取得する意味がない。自然の中で長年やってきたものを他人から認証を受ける道理が無い」と言われてしまいました。製造するはちみつは、基本的に単一原料(花)であり、季節によってジャラ、レッドガム、カリ、ワンドゥ等のその年に取れるはちみつを市場に供給しています。レッドガム(マリー)とワンドゥは毎年取れますが、ジャラは2〜4年毎。カリは7〜10年毎の開花と言われています。ふわふわとしたユーカリ種の花は、雨で流れてしあう事も多く、天候にも左右される希少なはちみつです。

 ソーヤー家は、はちみつのシングルエステートです。ハチを育て、蜜を採取し、ろ過せず自然のまま瓶詰・出荷する。全ての工程を一家で実施しています。生産者の顔がみえて工程も分かる。トレーサビリティがはっきりした「天然はちみつ」をぜひ楽しんでください。