ぼくの伯父さん/ジャック・タチ〔原案〕 ジャン=クロード・カリエール〔作〕 小柳帝〔訳〕

発行:アノニマ・スタジオ
B6判 256ページ
書店発売日 2022年12月16日

仏映画の巨匠ジャック・タチによる名作映画『ぼくの伯父さん』の小説版。大人になった少年が変わり者の伯父さんとの日々を回想する物語。タチ映画のポスターイラストを手がけたピエール・エテックスによる線画イラストも魅力。翻訳はフランスカルチャー紹介の第一人者でもある小柳帝さん。

ジャン=クロード・カリエール(著/文)
1931年生まれ。フランスの作家、劇作家、脚本家。高等師範学校を中退後、映画監督ジャック・タチの弟子で本書の挿絵も担当したピエール・エテックスの監督デビュー作となった短編映画『破局』で脚本家としてデビュー。手がけた脚本は約60本で、主な脚本に『昼顔』等のルイス・ブニュエルの後期傑作群、フォルカー・シュレンドルフ『ブリキの太鼓』、大島渚『マックス、モン・アムール』、フィリップ・カウフマン『存在の耐えられない軽さ』などがある。自身の著書も約80点あり、邦訳としては、ウンベルト・エーコとの共著の『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』(CCCメディアハウス)などがある。