李〓詩 テキストシリーズ52・奈良平安の書3 天来書院

【書道手本・書道テキスト・臨書手本】

名児耶明なごやあきら 編

中国の欧陽詢に似た書で、一点一画の最初から最後まで神経の行き届いた、緊張感あふれる書です。 本書は、李〓りきょう(中国唐代の詩人)の詩を嵯峨天皇が書いたものです。書は、行書草書で書かれており一点一画の最初から最後まで、仮名の名筆のように筆先の緊張感を維持し、おろそかな運筆をしていません。「李〓百詠断簡」とも言われます。