二宮尊徳
ご存知のように二宮金次郎は二宮尊徳の幼名です。二宮尊徳は約200年前、日本中の村々600余りを復興させま した。その思考法や施策は現代にも十分通用するものです。
両親を幼くして失くした二宮金次郎は少年時代から弟や家の面倒を見て苦労を重ねて家の再興に尽くしました。そして寸暇を惜しんで勉学に励みました。
次のような逸話があります。
大人の中にまじって夫役に出ました。なにせ金次郎は子どもです。大人ほどの仕事ができません。それで夜、草鞋(わらじ)を作り、それを大人達に履いてもらったといわれます。
また、伯父の家に世話になっていたとき夜、本を読んでいると「油がもったいないから早く寝ろ」といわれました。そこで金次郎は菜種(菜の花)を川の土手に植え、これを栽培し、これを菜種油と交換し、その油を灯りにして読書を続けたと伝えられます。