フラワースタンド■寸法:縦8cm × 横4cm × 太さ4mm
■素材:錫(すず)
■用途:フラワーアレンジメント 一輪挿し
■装丁:袋入り
■製造:日本製 富山県高岡市
■販売元:博鳳堂 / 炭谷三郎商店
■デザイナー:長澤昇壮
錫(スズ)という金属だけでできているストリング状のフラワースタンド。
手でかんたんに曲げることができるけれど、ほどよい硬さもある錫の特長を活かして、お好きなかたちに曲げてお使い頂けます。
・
よく見ると……ちっちゃ〜いヘビの姿。このフラワースタンド……実はただの紐状ではなく、ちゃんと頭もしっぽもある小さな蛇のすがたをしているのです。
真っ直ぐ伸びると全長は65cmほど。
胴体にもすべり止め(あんまりツルツルしていると茎や葉っぱがすべってしまいますから)を兼ねたギザギザ模様を持っており、こんなに小さいのに……ディテールまでよくデザインされています。
・
お使いになるときのポイント写真に用いているふたつのガラス器は、花瓶ではなく
「Brume(ブルーム)」、
「Mai3(マイ スリー)」という江戸硝子のぐい呑み。そして受け皿は同じ炭谷三郎商店さんの
「オーバルトレー L」と
「スクエアトレー L」という香皿です。
底でくるんと巻いたしっぽの隙間に茎の切り口をさし、上は頭でぴったり巻き付ければ、やや太めの桜や梅の枝までバランスよく直立します。
丸いグラスで用いるときには、グラスの内側にぴったり沿うようにフラワースタンドで二か所ほど輪をつくると、カーネーションやバラといったちょっと重めのお花でもしっかり活けることができます。
もちろんドライフラワーやススキといった水分を必要としないものなら、お好きな場所にじかに置いてお使い頂けます。
花を挿していないときも、ヘビの姿のちいさなオブジェとしてちょこんと佇んでいるすがたが愛らしい、小さくても頼りになるフラワースタンドです。
・錫について金属素材の中でも柔らかさと温もりのある表情を持ち、酸化しにくく抗菌作用もあると言われる錫(すず)は、生活を彩るアイテムの素材として大変すぐれています。
錫(すず)は金、銀に次ぐ高価な金属です。紀元前1500年頃の古代エジプト王朝は錫の道具を用いていたと言いますし、日本でも正倉院に錫でできた宝物が納められています。また、高い抗菌作用があり、水やお酒の味をまろやかにするとも言われています。
・お手入れ方法◇ご使用後は柔らかいスポンジに台所用中性洗剤をつけて優しく洗ってください。たわし等ではこすらないでください。
◇電子レンジ、食器洗浄機、食器乾燥機での使用はできません。
◇光沢がくもってきた時には柔らかいスポンジに重曹をつけて磨いてください。
◇酸で変色する可能性があります。酸味のある食べ物/飲み物が触れた場合は、使用後すぐに洗うようにしてください。
◇熱伝導率が高いため、熱い食べ物や飲み物を入れた際には火傷に充分ご注意ください。
◇融点が低いため、火気の近くに置かないでください。
◇冷凍庫は避け、冷蔵庫には長時間入れないでください。
使い易さ、便利さだけでなく、「楽しさ」だって暮らしには必要です。博鳳堂 炭谷三郎商店について1611年に加賀藩主 前田 利長が河内国丹南(現在の大阪府堺市)から7人の職人を呼び寄せた時、現在まで400年以上続く高岡銅器の歴史が始まりました。
武器や防具、花器、茶器、仏具、装身具、そして15メートルを超えるに至る大仏まで、さまざまな銅製品を生み出す過程で培われた製法や加工技術は、現在では鉄やアルミニウム、錫など、さまざまな金属に展開されています。
鋳物の街 高岡市で4代に渡りさまざまな金属製品を商ってきた「博鳳堂 炭谷三郎商店」。地元高岡はもちろん、大阪や盛岡生まれの金属器を取り扱うほか、日本の伝統や風物を日常で感じさせてくれるオリジナル商品も制作しています。
暮らしを楽しく彩る。炭谷三郎商店の道具たち道具には必ず何かしらの機能があるとすれば、道具にとっての使い易さや便利さはもちろん大切です。けれど、使い易く、便利で、しかも「楽しい」道具があれば、私たちの暮らしはもっと彩り豊かになるのではないでしょうか?
炭谷三郎商店が扱う商品には、日本の伝統的な紋様や道具、そして身近な動植物や風物がデザインされているものが多くあります。これは、「商品を通して心と暮らしを豊かにしてほしい」という炭谷三郎商店の思いの表れ。
また、使い続けることで味わいが深まる商品に力を入れている点も炭谷三郎商店の特徴です。どうか棚に飾ったり引出しに仕舞ったりするだけではなく、毎日の生活の中で惜しみなく使って頂きたいと思います。手頃な価格の商品も揃っておりますので、お世話になった方へのちょっとしたギフトや、頑張ったご自身へのご褒美にもお奨めです。