平盆 - KIKOE HANACHI(はなち) 日本製 桧 檜 ヒノキ 木製 木 トレー トレイ 食器 お盆 おしゃれ 京都 木工 モダン 贈り物 プレゼント

KIKOE - HANACHI 平盆

■サイズ:直径280 × 高さ20(mm)
■素 材:檜(ヒノキ)
■仕上げ:オイルワックス
■セット:お手入れ用ワックス
     サンドペーパー
■製 造:日本製 京都府京丹後市

放射状に咲いた柾目の杢目が新鮮な脚物家具・日用品シリーズ「HANACHI(ハナチ)」。
自然が作り出す有機的なストライプが都会的な形状の中で不思議な魅力を放つ、国産木材の新しい可能性を感じさせる家具・日用品です。

「ヒノキのお盆」というといかにも和風に響きますが、ご覧頂いている写真の通り……和ともヨーロピアンともつかず、独特でモダンなデザイン。

ふつう白紙や金属のうえに均一な線で表現すると、やや集権的で冷たい印象を与えがちなシンメトリー(左右対称)というデザインを、木の柾目によって表現するとこれほど柔らかくなるのはちょっと不思議なものです。
化粧箱入りですので、ご自宅用にはもちろんのこと、ギフトやプレゼントとしてもおすすめです。

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KIKOE - HANACHI 平盆


■サイズ:直径280 × 高さ20(mm)
■素 材:檜(ヒノキ)
■仕上げ:オイルワックス
■セット:お手入れ用ワックス
     サンドペーパー
■製 造:日本製 京都府京丹後市






放射状に咲いた柾目の杢目が新鮮な脚物家具・日用品シリーズ「HANACHI(ハナチ)」。

自然が作り出す有機的なストライプが都会的な形状の中で不思議な魅力を放つ、国産木材の新しい可能性を感じさせる家具・日用品です。




「ヒノキのお盆」というといかにも和風に響きますが、ご覧頂いている写真の通り……和ともヨーロピアンともつかず、独特でモダンなデザイン。
たとえばブッシュクラフトの本場であるフィンランドやスウェーデンなどでも、ワンプレートランチを盛り付けるトレイはヨーロッパビーチやオークのものがいまだに主流ですが、これを和名で置き換えると「山毛欅(ブナ)のお盆」「楢(ナラ)のお盆」となり、やはりずいぶん和風のものを想像しますが……それでも「ヒノキ」のもつ響きとはどこか食い違う気がします。


それほどまでに日本の伝統として根付いているヒノキですが、言葉のもつ雰囲気とはちがって、じつは材そのものとしてはさまざまな風合いを生み出せる可能性を持っている木でもあります。




ふつう白紙や金属のうえに均一な線で表現すると、やや集権的で冷たい印象を与えがちなシンメトリー(左右対称)というデザインを、木の柾目によって表現するとこれほど柔らかくなるのはちょっと不思議なものです。
桃色からベージュまでのわずかな色合いの違い、さらにわずかな晩材(冬目などとも呼ばれる濃茶色の部分、寒い季節に遅くなった成長の名残)の太さの違い。


同じようでいてすべてが違う、でもすべてにまとまりがある―――それはわれわれが心地よいと感じる、あらゆるモノやコトに共通する約束事なのかもしれません。






お確かめ頂きたいこととお願い
・掲載されている商品の仕様が予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。
・「木」に「反る」で「板」と書きます通り、木を用いた製品にはすべて反りが生じることがございます。
 そのほとんどは乾燥と湿気のバランスによるものですので、普段濡らしている部分を日光に当てて、よく乾かすという方法で緩和できる場合がございます。

・素材が天然のものであることはもちろん、すべての工程が職人による手作業のため、寸法にわずかな誤差が生じる場合がございますが、これも手づくり品の良さとお考え頂き、末永くお使い頂ければ幸いでございます。







株式会社 溝川家具店


昭和35年、当時京都府中郡と呼ばれていた地で初代・高杉護により家具・建具の製造を手がける溝川家具店は生まれました。
その後、世の中が大きく変わり量産品がもてはやされるようになっても、一人一人の使い手のことを想像しながらものづくりをしたいという思いは創業当初から変わることはなく、オーダーメイドの家具・建具・調度品・什器のデザインおよび製造を強みとし続けてきました。
また、身の廻りにあるものを大切にしたいという思いから、中古家具の修理やリフォームも手がけるようになりました。


丹後ちりめんや天橋立で知られる京丹後は曇り空の日が多い土地です。
だからこそ、それを吹き飛ばすような、明るく楽しい気分にしてくれる家具をこの土地でつくり続けていきたいと思います。




KIKOE - 木の声がきこえるもの


日本は国土の約三分の二が森林である、とても木々に恵まれた国です。
古来より日本では身の周りにある木々、そこから生まれる木材に囲まれた生活、そうして自然を受け入れ、巧く活用するという思考が日本独特の文化を育んできました。


その豊富な森林資源にもかかわらず、輸入木材の使用が生産品のうちの80%を占めています。
現在、森林には十分な手入れが行き届いておらず、国内林業そして木工業はもはやサステイナブル(持続可能)からほど遠い状態が続いています。


日本の林業といえば「杉(スギ)」と「桧(ヒノキ)」の植林地がほとんどですが、つまるところ、そのふたつが「木材」として売れ、「製品」として世の中に流通しなければ林業を維持することはままなりません。





代表的な国産材である杉はクリプトメリアヤポニカ(隠された日本の財産)という学名を持つ日本の固有種です。
暖かく優しい肌触りを持つ杉は、正倉院の宝物を1300年守ってきた調温・調湿作用やオゾン・ホルムアルデヒド等の吸着作用も近年注目を浴びています。


そしてこちらも台湾の一部を除けば日本にしか自生しない、癒しの芳香を持つ桧(ヒノキ)、魅惑的なコントラストの杢目を持つ松など、国産の木材はまだ家具や日用品としての可能性が十分に模索されていないのではないかと感じています。


日本人が長く付き合ってきた愛すべき様々なクセのある木材を、従来の国産材家具の和のイメージではなく今日暮らす人々にとって楽しい愛着が生まれる、木の良さを新鮮に感じられる生活道具として世に届けたいとの思いから、2015年にKIKOEは生まれました。