昔からある定番品種で、関西を中心に人気の高い金時いも。各地で選抜育成・ブランド化も進められており、徳島県鳴門の砂地で作られる高品質の金時は「鳴門金時」の名で特産品としても親しまれ、また「五郎島金時」も加賀野菜の代表格として、旨いサツマイモの代名詞とまで呼ばれるようになりました。
東日本でサツマイモといえばベニアズマを指すといっても過言でないほどポピュラーで、名前通りの濃赤褐色皮と、スジが少なく食味の良い果肉が特徴。粉質で、焼き芋にするとホクホク美味しく、他料理にも金時同様オールマイティに使えます。最近話題のクイックスイートも、このベニアズマと九州30号を交配し、選抜育成を重ねることで誕生した品種です。