陸上競技トレーニング用 ゴムバンド(エンボス) 厚さ5mm×幅50mm×長さ3000mm程度

短距離走のスピードアップに欠かせない推進力アップトレーニングに重要な加速時の前傾姿勢と力の入れ方を体感的にイメージできるアイテムです。
ゴムチューブと比較して伸びすぎず、最適な前傾フォームをトレーニングできます。

● 重量… 約1.05kg
●色…黒
●材質…天然系ゴム
●表面…両面エンボス加工

詳しい特徴は下記「商品説明」にてご案内しております。
- 商品詳細 -



このゴムバンドは、通常では練習しにくい”各加速局面での前傾姿勢の維持”をしたまま、簡単にイメージを捉えるトレーニングが行えるアイテムです。前傾で止まりながら、地面を押す感覚や、地面から返ってくる反発を感じたり、加速時に前傾した時の感覚を捉える上で、大変便利です。

■スタート〜一次加速局面
・まずスタートをイメージしてゴムバンドを使い両足を揃えて前傾します。ゴムバンドが程よい伸びで身体を支えてくれるので思い切って身体を預けしっかり前傾をイメージしてください。
・前傾に慣れたら、そのまま足を上げて走りのフォームを作ります。スタート〜一次加速の前傾姿勢のイメージをしっかりと掴んでください。
・そのまま、実際に10歩程度走り、イメージを保ったまま今度はゴムバンドなしで走り、前傾姿勢を定着させてください。
(重要なポイントとして、ゴムバンドをつけて10歩程度走る時、10歩で終わるイメージではなく最後まで走り切るつもりで10歩走るように心がけてください。)



推進力をアップさせるには、まず正しいフォームを意識し、支持脚が地面を押す力と地面から返ってくる力を掴むことが大切です。柱や壁を使って”物を押す”練習をしながら、まずフォームとカラダの使い方を練習します。最初は両足で確認。次に片足ずつ確認。最後に足を交互に入れ替えて確認します。次に、ゴムで引っ張ってもらいながら、前傾姿勢を保ち、押す練習で確認したように支持脚で地面を押す感覚を確認します。止まって確認できたら、そのままゴムバンドで引っ張りながら走り、地面を捉える練習をします。カラダの使い方の確認ができたら、ゴムなしで走り実践でカラダを上手に使って走る練習をします。引っ張りながら走る時に、できるだけ遠くに進めるように意識することがポイントです。地面をしっかり押して遠くに進むイメージを掴むことで推進力を強化します。

■押す練習のポイント
・支持脚で地面を押す時には、つま先のスパイク部分でしっかりと押すイメージをします。
・反対の足は、太ももを地面と平行にし、膝はしめて体の前にしっかりと突き出し、足首は前を向きます。

■引っ張る練習のポイント
・押す練習でイメージした身体の使い方をしっかりと実践します。最初は止まって前傾し地面を押す感覚や地面から返ってくる力を掴みます。
・十分感覚を掴んだら、その感覚を維持したままゴムバンドで引っ張りながら走ります。
・ゴムバンドで引っ張りながら走り、十分感覚を掴んだら、その感覚を維持したままゴムバンドを外して走り、感覚を定着させます。



スタートからの一次加速のトレーニングを延長し、二次加速ではトップピッチに合わせて身体を起こしていく感覚をトレーニングします。

■二次加速局面の練習のポイント
・自分がトップピッチに来る歩数は何歩目なのか?それに合わせてゴムバンドで引っ張りながら身体を起こすイメージを掴みます。
・感覚が掴めたら、ゴムなしで走り、イメージを定着させていきます。
後半で一気に加速しているように見える選手は”身体を起こすタイミング”と”ピッチがトップに来るタイミング”が一致しているそうです。

■製品エピソード
大阪府南河内地区にある陸上競技団体「河南陸上クラブ」の代表であり、2023年の大阪陸協の短距離強化コーチでもある田中洋平先生にご協力をいただき、陸上競技トレーニングにおけるゴムの有用性を具体化した商品の一つです。河南陸上クラブではスタートからの初期加速やトップスピードに向けた加速のフォーム・力の入れ方をイメージするために「物を押すトレーニング」「引っ張るトレーニング」を行い身体の使い方を確認した上で集中して走りに活かしていくトレーニングを実施されています。その中で「物を引っ張るトレーニング」に大変有用なアイテムとして「これは絶対に商品化して欲しい」と太鼓判をいただいた商品です。田中先生の中で2023年の年間ベストヒットとなった商品です。

■特徴1
推進力UPに欠かせない力の入れ方をイメージできる

このゴムバンドは適度なゴムの伸縮性があり、スタート直後の前傾姿勢やトップスピードへの前傾姿勢などをゆっくりと丁寧にイメージすることができます。2人1組で使用し、後ろの人を引っ張りながら、各局面の力の入れ具合や地面から返ってくる力を感じることができます。

■特徴2
引っ張ることで「推進力」を鍛えられる

推進力とは言い換えれば「前に進む力」です。後ろから引っ張ってもらいながら走ることで、自身の各局面での推進力を感じながらトレーニングに取り組むことができます。例えば、スタート直後の加速を10歩と決めて、ゴムバンドを使用して10歩走り終えた時、同じ10歩でも進んでいる距離が全く違うことに気づきます。この距離を伸ばすことを意識することで、前に進む力=推進力を養うことができます。
*さらに、別売の階段昇降ゴムを使ってピッチアップトレーニングをすることで、走りを洗練することができます。

■特徴3
後ろで引っ張る人も扱いやすい

ゴムバンドは検証を重ね幅を50mmにしてあります。走る人は食い込みを気にせず走れるので痛みなく練習でき、滑り止めがついているので持ちやすい特徴があります。適度な伸縮性のおかげで後ろから引っ張る人が引き具合をコントロールしなくても、ある程度の効果的な前傾姿勢を維持できます。通常はサポートのスキルが高い人が後ろから引っ張る必要のある練習ですが、ゴムバンドを使うことで初心者でもサポートに入ることができます。

■残材特価商品について

既存品と同サイズで表面仕上げの異なるゴムバンドです。
他の商品を制作した後に残った材料を使用しているので、定番ラインナップと比較して低価格でのご提供となりました。
複数の選手・コーチの方にお試しいただいたところ、エンボスタイプの方が引っ張る感覚や伸び方などが理想に近いながら、フラットタイプも使い勝手は良好というご感想でした。
(表面がフラットなため、エンボスタイプと比べ、少し滑りやすく、また持った時にベタつきを感じる場合があります。ゴム特有の強い臭いがある商品です。)
品数に限りがございます。あらかじめご了承くださいませ。

■合わせて使いたい陸上シリーズ
【階段昇降ゴム】
ピッチ力を養う「階段昇降トレーニング」をスパイクを履いたまま行える画期的な商品です。スパイクを履いて練習することでフォームをより意識した効果的なトレーニングが可能となります。*お求めはこちらから

【陸上競技専用トレーニングゴムマット】
オールウェザートラックに近い練習環境を手軽に実現できるゴムマットです。最大全長10Mのゴムマットを必要に応じて並べ敷きして使用します。オールウェザースパイクを使用でき、反発をもらいやすいのでアップ、基礎練習、集中練習、イメージ練習など様々な練習に活用できます。「大会のイメージを普段から意識してトレーニングしたい」という監督・コーチ・選手の皆様からご支持いただき、弊社の大人気商品となりました。*お求めはこちらから

■ご注意
※ゴム製品のため、過剰に引っ張りすぎるとゴムがちぎれる可能性があります。また、使用頻度、使用環境により製品寿命は異なります。使用中のちぎれによる事故には十分にご注意くださいませ。
※ゴム特有の強い臭いがある商品です。手や服にゴムの臭いが移ることがあります。臭いの感じ方には個人差がありますが室内利用はオススメできません。室内で利用される場合にはしっかりと換気のできる空間でご使用ください。風通しの良い場所で陰干ししていただくと臭いはマシになりますが、ゼロにはなりません。
※色が移行する場合がありますので、接地する部分にご注意ください。
※材質上、寸法は正確に出にくく直線や直角は保証できませんのでご理解くださいませ。