iFi audio ZEN DAC バージョン2 Version2 ヘッドフォンアンプ/DAC ハイレゾ対応 据え置き型 ストリーミング
ZEN DAC Version2
DAC to the future
ダック・トゥー・ザ・フューチャー
高度な仕様、超お買い得な価格、簡単な使用法、iFiのZEN DACはあなたのデジタル・オーディオ体験をさらに高い水準に押し上げます。
Amazon Music HDやmora qualitasが将来さらに高いサンプルレートの配信に対応しても、まず当分は困ることはないでしょう。
ハイレゾBluetoothストリーマーZEN Blueから立て続けに、iFiはZEN DACを発売して、デスクトップ・オーディオ製品のZENファミリーを拡張します。
お求めやすい価格からは考えられない仕様とパフォーマンスを実現したUSB DAC/ヘッドフォン・アンプです。
家庭での使用、つまりおそらくはデスクトップやリビングルームで使用する前提で設計されたZEN DACは、PCやMacに、あるいはスマートフォンやタブレットにUSB経由で接続します。
ハイレゾDA変換テクノロジーによって、あらゆるデジタル・オーディオ・フォーマットを超高水準に処理するとともに、アナログ・ヘッドフォン・アンプが、インイヤー・モニターからオンイヤー・ヘッドフォン、オーバーイヤー・ヘッドフォンに至るまで、あらゆるタイプのヘッドフォンに、すばらしいサウンドを送り出します。
コンピューターやスマート機器に直接ヘッドフォンを接続した場合に比べて、ZEN DACはリスニング体験を大きく変容させます。
サウンドがよりクリアーになり、細部まで明瞭になり、広がりを持ち、より魅力的になるので、どのようなヘッドフォンを接続していても、その能力が最大限に引き出されます。
ヘッドフォンを駆動するのはもちろんですが、ZEN DACは家庭のオーディオ・システムでUSB DACとしてもご使用いただくことができます。
ボリューム機能を有効にすることも無効にすることもできます。
さらに、ヘッドフォン、外付けアンプ、アクティブ・スピーカーのどれを接続する場合でも、シングルエンド接続とバランス接続のどちらかを選択することができます。これは、この価格帯の製品では注目すべき装備です。
■デジタル・ステージ
DACセクションは、iFiが幅広く使用しているバーブラウンのDACチップを基本に設計しています。なめらかできわめて「音楽的な」音質、そして「トゥルー・ネイティブ」なアーキテクチャーによって選択したチップです。
これが、入力処理に使用されるXMOSチップとともに、優れた音質を生み出すことを可能にしているのです。ハイレゾPCM、「ビットパーフェクト」DSD、MQA(Tidalの「Masters」コースに使用されているハイレゾ・ストリーミング・コーデックです)を含む、あらゆるデジタル・オーディオ・フォーマットをカバーしています。
ごくつつましい価格を考えると、ZEN DACのデジタル・オーディオの実力は、きわめて印象的です。
PCMとDXDのオーディオ・データは24k-bit/384kHzまで、そしてDSDのサンプリング・レートは2.8MHzから12.4MHz(DSD256)までサポートしています。
バーブラウンのチップの「トゥルー・ネイティブ」設計のおかげで、PCMとDSDは別々の経路を通るので、DSDを、そのネイティブの形である「ビットパーフェクト」のままで、アナログ変換へ送り届けることが可能になっています。
DSD対応を謳うDACの中には、DSDデータは確かに受け取りますが、その後はPCMに変換するものが多くあります。
DSDをそのままネイティブで再生したい人にとっては、ZEN DACは購入しやすい価格でのすばらしい解決策となるのです。
MQAを採用したTidalは、ハイレゾ・ストリーミング・オーディオの未来を定義しつつあります。箱から取り出せばMQAに対応しているZEN DACもまた、11.289MHz DSD(Quad-DSD 256)と384kHz/32ビットPCMによって、フル・ハイレゾ・オーディオをサポートしています。
(コンピューターで)Tidalに接続して、MQAをストリーミングするオプションをチェックするだけで、MQAチームが言うように、「アーティストが意図したとおりの」音楽を聴くことができるのです。
※(訳注:ZEN DACのMQAはレンダラー方式です。MQAの各方式についてはMQAのWEBサイトをご参照下さい。)
ZEN DAC、そしてiFiの他のDACと、競合他社の製品とを違うものにしているもうひとつの特徴が、iFiがXMOSチップを社内でプログラムしているという点です。
他のメーカーはチップに付属のファームウェアをそのまま使いますが、それはオーディオ・グレードのサウンドには最適化されていないということです。
iFiは、専用のファームウェアを独自にプログラムして、オーディオ処理能力を高めているのです。
iFiはソフトウェアを開発し続けているので、ファームウェアのアップデートを通じて様々な機能を追加したり最適化したりすることができます。
これによってZEN DACは、使用者の再生の優先順位に合わせることができ、長期にわたって最先端の状態を確保することができるのです。
使用者は、好みに応じてiFiの異なったバージョンのファームウェアをダウンロードしてインストールし、異なったデジタル・フィルターを試すことさえできるのです。
ジッターを根絶して、アナログ変換に到達するまでデジタル信号を完璧な状態に保つために、全体にわたってクロック・ロッキングを使用しています。
■革新的なデジタルフィルターGTOを採用
DACにはどうしてもデジタル・フィルターが必要になります。ZEN DACが採用している デジタル・フィルターGTO(ギブズ・トランジェント・オプティマイズド)はiFi製品の仕様に応じて、
MQAチームと共同開発されたもので、iFiのフラッグシップDACであるPro iDSDにも採用されています。
GTOが、MQAが使用しているフィルターのタイプと直製の関連を持っているわけではないことを、明確にしておかなければなりません。
「裏口MQA」ではないということです。その代わり私たちは、MQAの処理を受けていないデジタル・オーディオの再生にとって、これが最適の解決になると感じています。
■アナログ・ステージ
ZEN DACのアナログ・ステージは、バランス設計になっています。
この価格帯のDAC/ヘッドフォン・アンプではきわめて珍しいことです。オーディオという背景で十分なパフォーマンスを発揮できるように注意深く選定された一連の高品質な回路部品を集めていますが、
それにはTDKのC0Gキャパシター、テキサス・インスツルメンツの高精度超低ノイズ電源IC、高品質なアナログ・ボリューム・ポテンショメーターなどが含まれています。
バランス回路は本質的に複雑なため、開発にコストがかかります(左右チャンネルを独立させるのでほぼ倍のコストがかかるのです)。
超ハイエンドの高額なオーディオ・コンポーネントにしか使われないのは、これが主な理由なのです。
以下の写真は実際のプリント基板を撮影したもので、左右のチャンネンルが分離しているのがわかります。
このバランス回路の明白な利点を、ジョン・カールが簡潔に要約しています。
「本質的によりリニアであり、こういったタイプの設計は、他の部分がすべて同じであれば、常に歪みが減少するのである」。
バランス回路設計は、トルステン・レッシュが率いるAMR/iFiのオーディオ・チームが開発しましたが、ジョン・カールの貴重なアドバイスも受け取っています。
ヘッドフォン・アンプ・ステージは、iFiが「PowerMatch」と名付けた、ゲインの切り替えが可能なスイッチを備えています。
入力感度を調節することによって信号の強度を変えることができるので、駆動レベルとヘッドフォンの負荷レベルを合わせることができるのです。
インイヤー・モニターのような高感度なタイプのヘッドフォンには、PowerMatchを低く設定して、超低ノイズのパフォーマンスを得ることができます。
しかし、ご使用のヘッドフォンにもっと駆動力が必要な場合には(たとえば、オンイヤー・ヘッドフォンやオーバーイヤー・ヘッドフォンの大半はこれに該当します)、フロント・パネルのPowerMatchボタンを押して、ゲインを上げることができます。
TrueBassもまた、選択可な機能となっています。iFiの定評あるXBass回路の進化形であるTrueBassは、「バス・ブースト」を精緻に実現することができます。
ミッドレンジを汚すことなく、低域を精妙に増強するのです。
これは、深い低音が不足しているイヤフォンや開放型ヘッドフォンには、とりわけ有効です。
すべてがアナログ領域で作用するので、DSP(デジタル信号処理)を使用することでデジタル信号が汚染されることはありません。
この機能もまた、フロント・パネルのボタンでON/OFFを切り替えることができます。
■豊富な接続性
ZEN DACは、フロント・パネルとリア・パネルの両方に、贅沢にもペンタコン4.4mmバランス出力を装備しています。
これは比較的新しいタイプのインターフェースですが、これを装備することによって、伝統的なXLR接続端子が装備できないような小型製品間でのバランス信号伝送が可能になります。
フロント・パネルには、標準のシングルエンド6.3mmヘッドフォン端子と並んで、4.4mm出力端子が装備されています。
これによって、バランス型ヘッドフォンの利点をフルに活用することができるのです。
しかもこの端子は、バランス型、シングルエンド型を問わず、あらゆるタイプのヘッドフォンに対応しているのです。
■「可変(VARIABLE)」と「固定(FIXED)」に対応したライン出力
リア・パネルの4.4mm出力端子は、バランス入力端子を備えたアンプやアクティブ・スピーカーに接続することができます。
その際は、ペンタコンの4.4.mm入力端子で接続するか、4.4mmからXLRへの変換ケーブルを使用して、XLR入力端子に接続します。
シングルエンドのRCA出力端子も装備しています。
これらのライン・レベル出力(バランスもシングルエンドも)は、「可変(VARIABLE)」と「固定(FIXED)」のどちらかをスイッチで切り替えることができるので、ZEN DACを状況に応じて柔軟に使用することができます。
「可変」に設定すると、オーディオ信号のボリュームをコントロールすることができるので、ZEN DACをプリアンプとして使用して、パワーアンプやアクティブ・スピーカーに信号を送ることができます。
「固定」に設定すると、ボリューム・コントロールをバイパスして、出力を4.2V(バランス)または2.1V(シングルエンド)に固定することによって、外付けプリアンプやプリメインアンプに接続することができます。
また、輸入元トップウイングでは自社ブランドで、このリアパネルのバランス・ライン出力に対応した4.4mm5極→XLR3ピンへ変換するショートケーブル「White Barrel 4.4XLR」を発売します。
XLR入力のある機器(アクティブスピーカー、アンプなど)に接続してお使いいただくことができます。
■USB入力
ZEN DACのエイシンクロナスUSB-B入力は、「超高速の」USB3.0の基準をサポートしており、USB2.0とも互換性があります。
ZEN DACのUSB入力端子はPCやMacとの接続が前提ですが、以下のようにOTG別売りOTGケーブルや5vの電源アダプター(入力端子5.5×2.1mm、センタープラス)を接続することで、
スマートフォンにつなげて使用することもできます。
※1 スマートフォンとの接続にはOTG(On The Go)ケーブルが必要です。USB-C端子、USB-micro端子のスマートフォンにはiFi純正のiFi OTGをお勧めします。
アップルのLightning端子を持つiOSデバイス(iPhone、iPod、一部のiPad)にはアップル社純正のLightning - USBカメラアダプタをお使い下さい。
スマートフォンやDAP(デジタル・オーディオ・プレーヤー)とのデジタル接続ではデジタル出力の対応をご自身で製造メーカーにご確認下さい。
iFi、及び日本の代理店トップウイングでは個別のスマートフォンやDAPのデジタル出力についてのお問い合わせは受け付けておりません。
※2 iFi純正のDCアダプターiPower5vをお勧めします。