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常滑焼唯一のすり鉢専門窯元「ヤマセ製陶所」では、成形→溝入れ→施釉(釉薬を塗ること)→焼成→仕上げまで一貫して自社で行います。 もちろんどの工程にも油断は許されませんが、特に溝入れ作業は熟練の技が必要とされ、気候・気温・湿度などによって微妙に変わる粘土の質を見極めながら行う必要があり、「機械に入れてセットして・・・はい出来上がり!」とは絶対にいきません。だから全て手作業で行います。半世紀以上にわたり受け継がれた確かな目と技術があってこそ、作られる逸品です。 |
こうして作られたすり鉢は釉薬(うわぐすり)を施され極めて高温の焼成窯で焼かれます。実はここにもちょっとしたこだわりがあります。それは下の写真の様に、重ねて焼くところにあります。 |
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せっかく良いものでも使って貰えなくては意味がありません。そのためにはコストをなるべく抑え、価格を抑えなくてはなりません。そのために1回の窯入れでたくさんのすり鉢を焼成する必要があります。1回で1つでも多く焼くことが出来れば一つあたりの焼成コストを格段に下げることができ、価格も抑えることができます。そうしてこの焼成方法が考え出されました。これにより1/3〜1/5以上にコストが下がり、良い品物を安く提供できるようになりました。 |
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そのためヤマセ製陶所のすり鉢は綺麗に整えられた溝に、重ねて焼いたときの白くて丸いあとがあります。(一番上で焼かれたものにはありません) ※もちろんご使用には問題ありません。 |
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卓越した技術と作るこだわりを持ちながらも、ご家庭・業務用として気軽に使って貰うことを一番に考えたヤマセ製陶所のすり鉢、ぜひおてもとに。 |
※職人の隣にいるのは店長です(笑) |
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