![]() 日本の料理でだしをとるのに煮干しは欠かせません!! 苦み雑味の少ない上品ですっきりした甘味の出汁がとれます。 鯵の煮干しはあっさりとした上品な味です。だからといって薄味と言うわけではなく、しっかりとした風味ある出汁がが取れ、煮物や麺類によく使われており、主にうどんに使われておりましたが、最近ではラーメンの食材としても知られるようになりました。 いりこ煮干しは頭と内臓を取って使用しますが、あじの煮干しは1匹丸ごと使えます。 少し乾煎りすると、生臭さも取れ、香りも良くなり、ダシの味に広がりがでます。 ダシはもちろん、頭も内臓も苦味がありませんのでそのまま酒の肴としてもお召し上がりいただけます。 ![]() アジは世界中に生息しており、日本ではイワシやサバについで一般的な魚として古くから親しまれています。 体の側線に沿って硬い鱗(ぜいご)を持っているのが特徴で、全長は15cmほどのミヤカミヒラアジから、150cm以上になるロウニンアジまで種類によって異なります。 体は側扁し広葉樹の葉のような形状が多いが、ムロアジのように断面が円に近く前後に細長い紡錘形のものもいる。 体色は、背側は鳥類など上からの捕食者を撹乱するために暗い色で、腹側は大型肉食魚のような下からの捕食者を撹乱するために明るい色になっているのが多い。 青背魚の中ではクセがなく上品な味で、味がいいからアジという呼び名が付いたと言われています。 煮干の酸化と油焼け 煮干は煮て乾燥させているだけなので、含まれる脂肪分、油分が酸化していきます。 酸化が進むと油焼けと呼ばれる現象が見られ、煮干の表面が黄ばみだし赤く変色していきます。 そうなると、臭いもきつくなり、味も落ちてしまいます。 冷凍庫や冷蔵庫などの低温で保管すると酸化や油焼けの進行は緩慢になります。 開封後は油焼けを防ぐためにも冷蔵庫に入れておくのがお勧めです。 また、長期保存するのであれば冷凍庫で保存するのがいいでしょう。 ![]() 水1リットルに対し煮干約30g(みそ汁1杯あたり、煮干約5本)を用意する。 1:煮干しを分量の水に一晩漬ける。 (1晩かける時間が無い場合は、30分程度水につけておきます。) 2:鍋に移し替えて弱火で10分ほどコトコト煮ます。 (沸騰させるとアクと臭みが出るので注意してください。) 3:あくを取り除きキッチンペーパーなどで静かに漉す。
●ミルで細かく砕いておくと楽にだしが取れます。( お味噌汁二人分にティースプーン山盛り一杯が目安です。) ●香ばしさが欲しい時は、だしを取る前に一度フライパンを使って弱火で煎るといいでしょう。 ●煮干しのだしがらは、しょうゆ、砂糖、みりんで煮詰めて佃煮を作ってもいいでしょう。
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