軍事史学 第54巻 第4号(通巻第216号)
《巻頭言》「軍事と国際機構」〔望月康恵〕
戦争違法化の過程における国際機構の意義と限界―秩序と正義の相克の視点から―〔田中誠〕
国際軍事統合史の文脈におけるドイツ連邦共和国の憲法秩序の形成と変動―北大西洋条約の成立から欧州防衛共同体の挫折まで(一九四九〜五四年)―〔山中倫太郎〕
制憲期の安全保障構想―日本国憲法第九条と国連集団安全保障との関係を中心として―〔鈴木敦〕
<hr>◆自由論題◆
陸軍主管の軍事海運制度の形成〔岩村研太郎〕
レーガン政権の「力による平和」とレイキャビク交渉―米国戦略兵力優位性の顕在化を中心として―〔広田秀樹〕
《研究ノート》ノモンハン事件前期の再検討―ロシア国立海軍文書館の史料を使用して―〔笠原孝太〕
《書評》池宮城陽子『沖縄米軍基地と日米安保―基地固定化の起源 1945−1953―』〔池田直隆〕
《書評》麻田雅文『日露近代史―戦争と平和の百年―』〔花田智之〕
《書評》関誠『日清開戦前夜における日本のインテリジェンス―明治前期の軍事情報活動と対外政策―』〔平野龍二〕
《軍事史関係史料館探訪90》韓国戦争記念館〔源田孝〕