軍事史学 第48巻 第1号(通巻第189号)
《巻頭言》「赤十字の原点」〔近衞忠〓〕
東日本大震災と自衛隊〔君塚栄治〕
日露戦争期に発生した芸予地震と呉海軍病院における救護活動〔千田武志〕
関東大震災における軍事動員と非罹災地の動向―新潟県の事例を中心に―〔吉田律人〕
(研究ノート)
関東大震災における米国の支援活動の役割と影響〔齋藤達志〕
昭和期の軍隊による災害・戦災救援活動―衛戍令、戦時警備及び防空法の関係から―〔大井昌靖〕
愛知県における警防団―愛知県公報にみる昭和戦時期の国民保護組織―〔小島郁夫〕
(史料紹介)
大正十二年内田康哉日記〔高橋勝浩〕
赤十字国際委員会と岩倉使節団との邂逅〔黒沢文貴〕
災害派遣と陸上自衛隊―創隊以来六一年間の人的派遣実績―〔和泉洋一郎〕
(体験者の証言)
阪神・淡路大震災と危機管理〔関芳雄〕
災害出動に見た陸自の面目〔赤間幸夫〕
有珠山災害派遣―温泉街住民救出作戦―〔小松次一〕
雲仙普賢岳災害派遣〔土持秀喜〕
(研究ノート)日露戦役の戦利品が生んだ洋琴伝説―水戸市大場小学校に伝わる戦利ピアノを中心に―〔寺村安道〕
(書評)佐藤守男『情報戦争と参謀本部』〔花田智之〕