軍事史学 第45巻 第4号(通巻第180号)

《巻頭言》「日中戦争のプリズム」〔マーク・ピーティー(等松春夫訳)〕
分断された記憶と和解―教科書と日中戦争―〔ダニエル・スナイダー/マーク・ピーティ(青木義幸訳)〕
中国歴史教科書の特徴と問題点〔マーク・ピーティー(青木義幸訳)〕
時代とともに変化してきた抗日戦争像 一九四九〜二〇〇五―中国の中学歴史教科の「教学大綱」と教科書を中心に―〔王雪萍〕
台湾における「大東亜戦争」の記憶 一九四三年〜五三年―当事者の不在―〔藍適齊(安部由紀子訳)〕
(研究ノート)蒋介石の日中戦争期和平交渉への認識と対応―『蒋介石日記』に基づく一考察―〔馮青〕

ノモンハン航空戦再考〔源田孝〕
(研究ノート)仙台二中移転問題に見る軍用地払下げの展開過程〔手嶋泰伸〕
(研究余滴)ノモンハン事件の軍事考古学的考察〔辻田文雄〕
(書評)笠原十九司『「百人斬り競争」と南京事件―史実の解明から歴史対話へ―』〔原剛〕
日中戦争研究文献目録2(二〇〇八〜二〇一〇年)〔長谷川怜/広中一成〕
(軍事史関係史料館探訪54)福島県立図書館佐藤文庫〔長谷川怜〕
文献紹介/例会報告/会員消息 他