軍事史学 第36巻 第3・4合併号(通巻第143・144号)

《巻頭言》特集号に寄せて〔伊藤隆〕日露戦争の影響−戦争の矮小化と中国人蔑視感−〔原剛〕「大東亜戦争」の戦後−遺族の迷走−〔波多野澄雄〕朝鮮戦争の衝撃〔赤木完爾〕ベトナム戦争の遺産とその変容〔松岡完〕二〇世紀の戦争と東南アジア自治への探求〔B.レイノルズ(永本義弘訳)〕米国のシベリア撤兵と日本(一九一九〜一九二〇)−日米のパーセプション・ギャップの一事例−〔高原秀介〕軍戦備の戦い−潜水艦の場合−〔荒川憲一〕ポーランド軍捕虜問題と英・ソの戦争政策〔松川克彦〕「抗米救国戦争」におけるベトナム労働党の戦略と資源動員−B2戦域の動向を中心として、一九六四〜七五年−〔野口博史〕現代戦における「勝利」の意味〔B.ボンド(石津朋之訳)〕《研究ノート》「中国新軍閥混戦」と日本陸軍〔佃〓一郎〕《研究ノート》南方作戦への機動部隊投入の経緯〔横谷英暁〕《研究ノート》ヒトラーの対ソ戦争目的−軍事戦略、経済、人種イデオロギー−〔安藤公一〕《研究ノート》ベトミンとともに戦った日本人〔C.E.ゴシャ・立川京一〕《戦史史話》関東軍林飛行隊と中国空軍−中国空軍建設に協力した日本人の記録−〔新治毅〕《書評論文》戦争を考える−リデル・ハートと「欧米流の戦争方法」−〔石津朋之〕Danchev,A.,Alchemist of War:The Life of Basil Liddell Hart;Holden Reid B.,Studies in British Military Thought:Dedates with Fuller & Lidell Hart;Gat A.,Fascist and Liberal Visionof War:Liddell Hart,Douhet, and Other Modernists《書評》黒野耐『帝国国防方針の研究−陸海軍国防思想の展開と特徴−』〔戸部良一〕《書評》国立歴史民俗博物館・監修『人類にとって戦いとは』(全三巻)〔佐藤和夫〕《書評》Paul H.Kratoska 『The Japanese Occupation of Malaya A Social and econmic History 1941-1945』〔明石陽至〕《書評》Lennart Samueison 『Plans for Stalin’s War Machine:Turhachevskii and Military-Economic Planning, 1925-1941』軍事史関係史料館探訪28【北欧の軍事史料館】〔稲葉千晴〕