内容説明
本書は過去十数年にわたって、雑誌『中医臨床』に掲載してきた「針灸よもやま話」を一冊にまとめたものである。字数はなるべく一ページ(1500字前後)に納まる程度とし、その時々に思いついたテーマに対し、かなりくだけた表現と内容で論を展開している。
目次
無病と長寿を目ざした針灸
エビかカエルか?
水中に坐するが如し
四総穴歌
ハリ師のお守り
太医院針灸科の廃止
竇漢卿列伝
内関穴の位置は何横指?
華佗の役割
鬼神の類〔ほか〕
著者等紹介
浅川要[アサカワカナメ]
1946年東京生まれ。1971年早稲田大学第一文学部東洋史学科卒、中国通信社勤務。1975年東京高等鍼灸学校卒。横山端正氏に師事。白鬚橋病院、富士見病院勤務を経て浅川鍼灸治療院開業。現在浅川鍼灸治療院経営、東京医療福祉専門学校講師、『中医臨床』誌編集委員。訳書は『針灸学』『針灸配穴』(刊々堂)、『経絡反応帯療法』『吸玉療法』『針灸経穴辞典』『難経解説』(東洋学術出版社)、監訳は『中国気功学』および現在進行中の『中医基本用語辞典』(東洋学術出版社)など多数