出版社内容情報
介護保険がたちがった時期から「働きながら介護を」を唱えてきた川上 由里子氏は、介護の兆候が見えた時、脳梗塞などで介護が突然始まった時、いわゆる「初動」で押さえてるべきポイントがいくつかあるといいます。そこを間違えなければ、介護を道連れに続けていけるといいます。逆に間違えたときに多くの悲劇が待ち受けています。この1冊は、国民必読の書です!
構成
第0章 介護の予兆、始まる直前に起こること
●介護が始まる前の入院(脳溢血、骨折)
●入院中に医療修二者、ケースワーカーとの相談
●認知症や虚弱から起こる場合も(第2章で)
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第1章 介護のゴングがなった時1週間でする8つのこと
(1) プロジェクトチームを作る(リーダー選出)
(2) 親、親族間で話し合う
(3) 地域包括センターに相談する
(4) 住まい方を決める(在宅か施設か)
(5) 要介護認定、介護保険の勉強を開始
(6) 介護保険以外のサービスを検討する
(7) お金の話をチームで共有する
(8) 職場に相談する
第2章 小さな音で鳴っているゴングを聞き逃さない
●早期に認知症に気づくには
●MCI(軽度認知障害)から健常に戻る
●フレイル、健康と要介護の間の虚弱な状態
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第3章 介護者が守るべき8つのこと
(1) 辛いこと、困ったことは相談する
(2) 介護の「完全試合」を目指さない
(3) 介護者の会などに参加して仲間をつくる
(4) 施設や高齢者住宅の選択も視野に入れる
(5) ワークアンドケアバランスをイメージする(仕事を辞めない)
(6) 遠距離介護のメリット、デメリットの確認
(7) 自分の健康、コミュニケーション力のアップ
(8) 1日に1回は笑う
第4章 終了のゴングが鳴る前にやる8つのこと
(1) 生命兆候(バイタルサイン)の変化を受け入れる
(2) ライフレビュー(今までの人生の総括)に寄り添う
(3) 自宅をどうするか
(4) お墓
(5) 葬儀
(6) デバイスの整理
(7) 財産の確認
(8) 必要に応じて遺書の作成、確認
第5章 介護でしか学べない重要なこと
●変わる! これからの介護
●介護を通してしか学べないこと
●家族の循環