内容説明
石川啄木を継ぐ才と謳われた岩手県渋民村出身の秋浜悟史―劇作家・演出家、さらに演劇教育者として多大な功績を残し、演劇界の巨星としてその名を知られている。本書は、その所在が長らく未見となっていた、岩手高校時代に秋浜が綴った貴重な日記である。戦争の影を引きずる中、詩作に耽り、映画に没頭し、演劇に音楽に、そして、酒と恋に身を焦がした瑞々しい青春譜が、70年の時を経てここに蘇る。日記200頁、寄稿60頁、年譜50頁。
目次
一九五〇年(昭和二五)
一九五一年(昭和二六)
一九五二年(昭和二七)
一九五三年(昭和二八)
寄稿
年譜
著者等紹介
秋浜悟史[アキハマサトシ]
1934年(昭和9)3月20日、岩手県岩手郡渋民村(現・盛岡市渋民)に生まれる。47年、中高一貫の私立岩手中学校・高等学校に入学。54年、早稲田大学第一文学部演劇専修に入学。早大劇団・自由舞台に入団し、劇作や演出を担当。56年、『英雄たち』を「新劇」(白水社)に発表。58年、岩波映画製作所に入社し、羽仁進や東陽一、後に清水邦夫、田原総一朗などと共に活動。66年、退社し、以前より作・演出として関わっていたNHK俳優養成所出身者による劇団三十人会の活動に専念、のちに劇団代表となる。2005年7月27日、チェーホフに関する古籍を求めた京都の古書店からの帰途、奈良の自宅前でタクシーを降りる際バランスを崩し転倒。頭部を打撲。31日、脳挫傷にて死去。享年71歳(満)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)