古事記編纂の論

著者:金井 清一【著】
出版社:花鳥社

商品説明

内容説明

古事記の本質は、序文の「国家の政治機構の根幹(邦家の経緯)」「帝王の統治支配の基盤(王化の鴻基)」の語句によって貫かれている。古代的なものを含み残しながら、中国の歴史観を受容し、新しい時代への対応を進める王権の唯一正統な史書であろうとしている。その様相を、成立論、序文論、神話論の三部構成で論じる。



目次

第1部 成立論(律令制下の古事記の成立;古事記の成立―正史『続日本紀』の不記載をめぐって)
第2部 序文論(附、三巻区分論)(和銅五年の天武天皇;古事記序文私見―稗田阿礼の誦習したもの;上・中・下巻の構成)
第3部 神話論(天神諸の神話;アマテラスの神話;スサノヲの神話 ほか)



著者等紹介

金井清一[カナイセイイチ]
1931年、埼玉県に生まれる。1965年、東京大学大学院博士課程満期退学。現在、京都産業大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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