渋柿の木の下で―孤高の俳人・松根東洋城の生涯

著者:中村 英利子【著】
出版社:アトラス出版

商品説明

内容説明

妻を持たず、家も持たず、孤高の俳諧人生を全うした東洋城の生涯。その厳しさから多くの門弟が離れていった反面、一部の人たちからは殿様気質が愛された。高い身分の家に生まれ、皇族の間近で仕事をしながらも、夢中になって作り続けた俳句とは如何なるものか?答えて曰く「渋柿の如きものにては候へど」



目次

少年期(各地での経験が育んだ豊かな感性)(祖父は大名で、江戸育ちの芝居好き;明治維新後の藩主と家来たち ほか)
青年期(俳句に染まり、文学者たちと交流)(子規庵に通い続け、俳句漬けの生活に;子規亡きあとの虚子と碧梧桐の苦闘 ほか)
壮年期(罹災、離反…激動の時代)(東洋城と豊隆と寅彦;連句にはまった寅彦、小宮を“破門” ほか)
老年期(人生の終焉と、亡き後)(山男の東洋城、山籠もりから脱出する;伊予の山里で「一畳庵」を結ぶ ほか)



著者等紹介

中村英利子[ナカムラエリコ]
愛媛県松山市出身、1948年生まれ。文化誌「Atlas(アトラス)」編集長などを経て、出版の仕事に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)




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