内容説明
太古の昔、人々は「空」に何を求め、何を得ていたのか―古代メソポタミア文明の発掘から紐解く、占星術の歴史。発掘の過程で多くの書字板が失われるなか、残された書字板から浮かび上がるのは…?豊富な文献・資料に裏付けられた、マイケル・ベイジェントの占星術史。
目次
第1部 発見(アマチュア考古学者たち;古代の遺物をめぐっての争い;対をなすふたつの河川の土地;ニネヴェの王室図書館;アッシリアの学者たちからの手紙;前兆に関する名高き双書、『エヌマ・アヌ・エンリル』;超自然的なものとメソポタミアの宗教)
第2部 神話と天体(シン 月、時間の父;シャマシュ 太陽、天空と地との審判;イシュタル 金星、天空の女王;ニヌルタ 土星、火星の兄弟;ネルガル 火星、死の主;マルドゥク 木星、バビロンの救世主;ナブ 水星、神々の書記;天文学『ムル・アピン』)
第3部 余波(侵略;ハッラーン 寺院の都市;バビロンからボッティチェリへ)
著者等紹介
ベイジェント,マイケル[ベイジェント,マイケル] [Baigent,Michael]
1948‐2013。研究者、ライター。キリスト教信仰、フリーメーソン団の主義、聖杯伝説にまつわる多くのドキュメンタリーに出演。2001年から2011年まで“FREEMASONRY TODAY”(『今日のフリーメーソン団の主義』誌)に携わり、14冊の著書・共著を著した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)