大場栄と峯子の戦火のラブレター

著者:水谷 眞理/竹内 康子【編】
出版社:これから出版

商品説明

内容説明

大場栄は愛知県蒲郡市出身で豊橋市吉田方小学校の教師をしていたが、一九三七年、妻峯子と一人息子を残して日中戦争に徴兵された。それから七年間、二人は戦争の荒波に翻弄されながら、戦地と国内の様子を手紙に書き綴り週に一度の割合で送り続けた。手紙には、かつての幸福な思い出を弄るように二人のロマンスが描かれる。デートをした場所、初めての口づけの場所…遠く離れた日本と中国の地から、月や日蝕を眺め、互いに「見ているかい?」とやり取りする描写などは、とても詩情的でロマンチックである。一方で、息子が成長してゆく様を伝える峯子のユーモラスな表現も微笑ましい。栄は一九四四年に満州から玉砕の島サイパンに向かい、タッポーチョ山を拠点にゲリラ戦を展開。そこでの活躍は二〇一一年二月に映画された。



目次

第1章 恋人から結婚、そして別れ(恋人時代から結婚へ;満州出征と期国後の二人)
第2章 戦地へ(初めて見た戦争の姿;南京攻略;手紙の催促;届かない手紙)
第3章 戦火のラブレター(「自分宛の手紙が無いと全く淋しくなります」1938(昭和13)年
「戦争に慣れて、弾のこわさを忘れた」1939(昭和14)年
「手紙を一日ポケットに、一字一字が頭の中でグルグルと」1940(昭和15)年
「泣きながらお便りを何度読み返しましたことでしょう」1941(昭和16)年
「君は初夢、俺は砲弾の下で土間に寝ていた」1942(昭和17)年
「一日でも一時間でも長く御一緒に」1943(昭和18)年)
第4章 その後の二人(その後の二人;両親の手紙について(大場久充)
会えてよかった(竹内康子))




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