内容説明
伝奇と幻想の川下りへ!ローレライ、白鳥の騎士、ジークフリート伝説など、アルプス山麓から河口まで、大河が育んだ74篇の伝説を、W.ルーラントの名著に拠りつつ、融通無碍の名調子でご案内。図版150点余(カラー口絵8頁)。
目次
第1部 ラインの源流―サン・ゴタールからボーデン湖まで(石におおわれた牧場―サン・ゴタール;最後のホーエンレティエン城主―トゥージス ほか)
第2部 上部ライン地域―バーゼルからハイデルベルクまで(一時間進めた時計―バーゼル;大伽藍の時計―シュトラスブルク1 ほか)
第3部 ラインの中流、伝説の山河―ウォルムスからケルンまで(ニーベルンゲン伝説―ウォルムス;女性讃美の吟遊詩人ハインリヒ―マインツ1 ほか)
第4部 周辺の渓谷等および丘陵地帯―タウヌス連山からベルク地方まで(ベルゲンの悪党―フランクフルト・アム・マイン1;風信旗の九つの弾痕―フランクフルト・アム・マイン2 ほか)
第5部 ライン下流地域―クサンテンからザイデル海まで(ジークフリート―クサンテン;白鳥の騎士―クレーフェ ほか)
著者等紹介
吾孫子豊[アビコユタカ]
1908年東京に生まれる。父は大審院判事の吾孫子勝。1932年東京帝国大学法学部卒業。同年鉄道省に入り、その後興亜院、大東亜省、運輸省に勤務。1949年日本国有鉄道設立に伴い、総裁室文書課長として着任。第4代十河信二総裁(1955‐63年)の懐刀として(1956年より労務担当の常務理事、1959年より副総裁)、三河島事故など度重なる大事故の処理や、志免炭坑閉山をはじめとする対労組折衝の最前線に立ち奮闘。副総裁退任(1963年)後は、運輸調査局理事長、運輸審議会会長等を歴任。1970年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)