内容説明
「良医」と「名医」はどう違う?医学部入学から引退までの医師人生の節目節目で、「良医」はどんな選択をするか?「家庭医療の父」が、半世紀におよぶ診療・学究生活の中で丹念に集めてきた古今東西の医師の「医学の知恵(医の知)」を紐解き、「良医」のあるべき姿を描き出す。
目次
21世紀における医の知
患者に寄り添う
臨床対話とコミュニケーション
臨床診断の技術
疾患の管理と予防
死にゆく患者とその家族に寄り添う
臨床医として生計を立てる
医師の生涯学習
明日の医師を育てる
あなたの家族とコミュニティーについて
あなた自身を大切にしよう
倫理、信用、信頼
明日の計画を立てる
良医と21世紀の課題と医術
著者等紹介
テイラー,ロバート・B.[テイラー,ロバートB.] [Taylor,Robert B.]
オレゴン健康科学大学家庭医学科長/名誉教授。1961年テンプル大学医学部卒業。米国公衆衛生局で研修後、14年間診療所で内科医として従事。1978年よりウェイクフォレスト大学医学部教授を経て、1984年より現職。「家庭医療の父」として知られる
石山貴章[イシヤマタカアキ]
新潟大学地域医療教育センター/魚沼基幹病院総合診療科教授。1997年新潟大医学部卒業。同大学の外科学教室入局後、2000年に日本外科学会認定医を取得。2002年にWashington University in St.Louisのリサーチフェローとなり、内科転向を決意。2008年よりSt.Mary’s Health Centerにてホスピタリストとして勤務し、米国内科専門医を取得。2015年より現職
三枝小夜子[ミエダサヨコ]
翻訳家。東京大学理学部物理学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)