内容説明
世界に誇るエンジンの誕生。
目次
戦車からトラック、バスへ
第二次大戦後初の戦車とそのエンジン
戦車屋が作ったルノー4CV、そしてコンテッサ
「ヒノ・プロト」と「ヒノ・サムライ」
レース屋が作ったトラックディーゼル
HMMSの話
M方式との別れ、そしてHMMSの採用
空力トラックと電子制御
インタークーラー付き本格?ターボエンジンへの道
断熱エンジンとEP100型エンジンとの融合、P11C型エンジン
新燃焼システム研究所(ACE)
パリ・ダガ(パリ‐ダカール耐久ラリー)
明日を想う、これからのエンジンは?
エピローグ、有終の美をもたらしてくれた因縁と友情―AVL、HMMS、パリ・ダカ
著者等紹介
鈴木孝[スズキタカシ]
1928年長野市生まれ。1952年東北大学工学部卒業、日野自動車工業(現日野自動車)入社。以後研究開発部門に所属し、エンジンの設計、開発に従事。コンテッサ900、1300及びヒノプロト用ガソリンエンジン、日野レンジャー、赤いエンジンシリーズ等のディーゼルエンジンの設計主任を歴任。1987年新燃焼システム研究所社長兼務、1991年日野自動車副社長、1999年同社退社。1977年京都大学工学博士。主な受賞歴―1978年科学技術庁長官賞、1988年Calvin W.Rice Lecture賞(アメリカ機械学会)、1988年Forest R.McFarland賞(アメリカ自動車技術会)、1994年自動車技術会技術貢献賞、1995年紫綬褒章(科学技術庁)、1996年谷川熱技術賞、1998年SAE Recognitions賞(アメリカ自動車技術会)、1999年日本機械学会エンジンシステム部門賞、2006年日本機械学会技術と社会部門賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)